最近、昔のように本を読む時間が増えた。自分の読書へのモチベーションには波がある。おそらく一番本を読んでいたのは小学校五年くらいのときだ。あの頃は毎日本を読むのが楽しかった。週に二回ほどのペースで学校の図書室に通っては、「ハリーポッター」や「ぼくら」シリーズなどを読み漁っていた。いかにも小学生らしい、健全な読書と言えるだろう。
ところがどっこい、読書に勤しむ紅顔の美少年だった私はもういない。現在ここにあるのは、じゃがいもをトンカチで叩いたみたいな、パッとしない顔の男子高校生である。小学生にだけ専有が許されている、若々しさにあふれたエネルギーは、時間の経過と共に胡乱なる時の彼方に葬り去られてしまった。誠に遺憾である。誰か私に、若かりし頃には確かに存在したあのバイタリティを返してくれ！さもなくば私を若返らせてくれ！いでよ神龍、そして願いをかなえたまえ！
――少々取り乱してしまい申し訳ない。興奮して思わずピッコロ大魔王みたいなことを口走ってしまった。
お遊びはここまでしよう。本題に入る。
ここ最近、読書にハマっていることは前述した。だけどここで一つ問題が発生。
「『本を読みたい』欲はあるんだけど、具体的に何を読めばいいのかわからん！！」
漠然とした読書欲に突き動かされるまま、図書館ぶらり旅などを決行してみたりもするのだが……なかなか「これぞ！」と思う本にはたどり着けない。
本の探し方が悪いのかなあ。とりあえず解決案を５個考えてみる。
①図書館で探す
②書店で探す
③人におすすめ本を聞く
④アマゾンの売れ筋ランキングを参照
⑤ツイッター、youtubeの読書系アカウントを追いかける
お金がかかんないのは①だよね。あとはネットで面白そうな本に目星をつけといて、それを図書館で借りるとかしたら安く済むかな……（なにぶんわたくしにはお金がありゃあせんのでね）
⑤は結構楽しそうかもね。だけど、信頼できる発信者（巷では「文学系ユーチューバー」とかいうヘンテコな名前がついている）を見つけるのには骨を折るかも。
③は割とアリな選択肢かも。皆どれくらい本を読んでるのかが未知数だけど。
そういえば昔、ビルゲイツがお勧めしてた本に手を出していた時期があったな……。「サピエンス全史」とか、かなり悪戦苦闘しながらも読み終えた記憶がある……。
（ちなみにメチャクチャ全霊を挙げて読み切った挙句、でてきた感想は「なんかようわからん」でした。身の丈に合わない読書は時間と気力の無駄使いだね！）
まあ苦しみながらも読んだっていうのは、今となっては思い出の一つになってるからいいのだが……。