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立冬に見た虹と、珈琲ブレイク

 小雨がぱらつく冬立つ日の夕方、晴れ間が覗く北東の空に、大きな虹を見つけた。
 急いで写真に撮って、そのまま見入っていたらメールが。

〈虹 東の北〉

 ──って、今見てるよ。

 すぐに返事を書きながら、離れた場所にいるキミと、同じ時間、同じモノを見てた
偶然に、笑みがこぼれた。

        *

メールの相手はキョーダイという実に色気のないノンフィクションはさておき、久々に企画がらみでない話をアップしました。
着てはもらえぬセーターを、寒さこらえて編んでるような心境で書いておりましたが、ホンマに読んでもらえんかったら、どないしようとも思っていたので、読んで下さった方、ありがとうございます。

『キミと珈琲ブレイク』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885848308/episodes/1177354054886081193

恋愛物──というよりは、恋に恋する女子中学生の日常って感じの他愛ない話です。
小春の頃にぴったりな小品ですので、珈琲ブレイクのおともにでもどうぞ。

ちなみにこちらは、以前書いた『あの日飲んだコーラは、たぶん恋の味がした。』、『ココアはチョコに入りますか?』とセットで、コの付く茶色い飲み物三部作となっております。
まあ、『珈琲』に "飲み物" は、出て来ないんですがね (←ネタバレ)。

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