昨夜は十五夜でしたね。
送られてきたメールや帰宅した家族から、月がキレイだといわれるたびに、外へ見に行ったのですが、絶妙なタイミングで隠れてしまうのか、雲の内がほのかに光るのを目にしただけで、中秋の名月を拝むことは出来ませんでした (泣)。
そして、十五夜の前日、陰暦8月14日の夜を、翌日の名月を待つ宵──待宵というそうですが、まさにその待宵当夜、待宵に起きた出来事を綴った小編を公開させていただきました。
『黄泉比良坂 鬼ノ道行』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886859696里山の自然が残る、かつての宿場町・小野路を舞台にした、ちょっと不思議な男女の出会いと別れを描いた物語です。
これまで作中に実在の地名を出すときは、ウソがないよう、行ったことのある場所しか使わないようにしてたのですが、実は小野路へは、行ったことなかったりします。
いや一応、車で通り抜けたことならあるんですが、スゴい山だと思ったのと、いきなり現れた古い町並みにテンションが上がったことしか覚えてないです、ごめんなさい。
とりあえず先に謝っときます。
ちなみに、小野路は都内ですよ。とてもそうは見えないですが。
相模から多摩丘陵を越え、小野郷 (府中付近) へ至る道筋にあります。
小野路に黄泉比良坂云々という話は、実際にある怪談を元にしたものです。
主人公の名前は、黄泉大神 (よもつおおかみ) であるイザナミから取りました。
ついでに兄も、イザナギから。
で、謎の侍は、名こそ出てきませんが、小野路に所縁のある、とある歴史上の有名人をイメージしております。
長くなりましたが、なにかほんの少しでも心の琴線に触れましたら、どうぞ読んでみて下さい。
よろしくお願いいたします。
最後に、一番大事なことを。
カクレナさま。
大変素敵なレビューをありがとうございました。
そう、あれはまさにそういう話でして、色々察していただき、嬉しかったです。