コロナ解決のため、オタクの人たちが
バブルへ行くタイムトラベルものです。
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「こいつらに、九〇年のPCナメんなって教えてやるところだ」と〇〇年代コンビを指し示す。
「あらあら、だいじな姪御をカルチャーショック死させるの?」
「へー、昔のパソコンって横置きなんだ。てかモニター、上に乗っけちゃうんだ」
てかモニターもなんかデっカ、画面ちっちゃいのに、てかあのデカいカード、USBメモリーかなんか?――などと、よくわからない感想やら質問やらをあれこれ背後で並べる女子中学生《将来の姪》。
十五型の特別大きくも小さくもないこのモニターを、ほめているのかけなしているのか。
「あっ、なんかピコってヘンな音したよ」
いちいち騒々しい娘だ。起動音ぐらいGameB◯y《ゲーム◯ーイ》でも鳴るだろう。
「起動するの遅いね。ものっすごい昔、おじさんが使ってた7みたい」
悪かったな。
口さがない姪に心中でぼやく。
貧乏アルバイトにHDD《ハードディスク》は高嶺の花なのだ。
そんなことを考えているうちに、がこがことフロッピーディスクからの読み込みが完了する。
「起ちあげたぞ。◯ifty Serve《◯フティー》につなげばいいのか?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896495855/episodes/16816700427995261653――――
オタク時間旅行inバブルの決定版『iqqo ⇆ zozo(イッコ・ソソ)』の物語はそろそろ本格始動。
伏線はりまくり、難易度SSSSSの激ムズ暗号をはじめ、謎解き要素が盛りだくさん。
乗るしかない、このビッグウエーブに……!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896495855