筆者が夕飯を自炊するようになってから、かれこれ1年が経ちました。
元々は「食材を買うのが面倒」「作るのが面倒」「作っても不味い」「片付けも面倒」という四重苦を味わっていた当時の筆者が食べるものといえば――
カップ麺、菓子パン、スーパーで値引きされたお惣菜etc……
おおよそ健康とはほど遠い食生活を送っておりました。
そんな筆者でしたが、幸運にも"大変すばらしいレシピ"をご教授下さるお方に出会えまして。
自炊を始めた当初は信じられないような失敗の連続でしたが(笑)、今ではレシピのおかげで毎夕『自分でご飯を作れる喜び』に浸っております。
筆者がカクヨムに小説を投稿し始めたのも、ちょうど自炊を始めたのと同じくらいの時期でした。
初めて投稿した小説は「ほぼ誰にも読まれない」という、ある意味「うん、まあそうだよね」と納得の大惨敗。
それもそのはず、筆者が「書いていて全く楽しくない小説」でしたから(笑)
当然といえば当然の結果なのです。
そこで筆者は「自分が面白いと思う小説を書こう!」と思って小を書く事に。
結果、思った以上の反響をいただく事が出来ました。
嬉しいと思う反面、ここでちょっとしたスランプに陥ってしまいます。
「書きたいものはもう書いてしまった。次、何を書けばいいんだろう……?」
はい、小説家あるあるのお悩み相談です。
そんな状況を打破するべく書いてみたコンテスト用の小説は、次々と落選。
「ああ、やはり自分は小説を書くのに向いていないのだろうか……」
なんて、これまたよくある悩みを抱えてしまう始末。
とにかくブレイクスルーを望んでいた筆者は、筆者にとっては"鬼門"ともいえる異世界ファンタジー小説に手を出す事にしました。
異世界ファンタジー小説といえば筆者がかつて、学生の頃に一度だけ執筆を志した事のあるジャンル。
ところが、「あまりに膨大な設定を考えなければならない苦行」の前に膝を折った筆者はそれ以降、異世界ファンタジー小説を書こうなどとは考える事すら放棄していました。
あれから時は流れ、今再び「異世界ファンタジー小説を書こう」と思い立ったのは、「異世界ファンタジー小説が書けるようになれば何かが変わるかもしれない」というワラにもすがるような想いだけでした。
そうして執筆を始めたのが拙作『異世界シーフ』です。
タイミング的にもちょうど「カクヨムコン9」の開催時期と重なり、物は試しで応募してみる事に。
正直に言えば、選考を突破するとは夢にも思っていませんでした。
それまでの実績で言えば「選考を通過しないのが普通」だったのですから。
それがつい先ほど、カクヨムの運営様から『カクヨムコン9のアンケートについてお願い』という主旨のメールを拝読しまして。
「そういえば、カクヨムコン9の選考結果ってどうだったんだろう?」
と思い、確認してみたところ――
「……………………えっ?!」
中 間 選 考 通 過 ?!?!
本当に信じられませんでした。
思わず二度見――いえ、三度見――いえ、五度見くらいしてしまいました。
『異世界シーフ』はカクヨムコン9の選考期間中、週間ランキング200位を上回る事なく、★も70未満。
どう天地がひっくり返ったって「これは落選だなぁ」と思うには十分な結果だったのです。
それがまさか、このような事態になろうとは……
これもひとえに読者の皆様が応援してくださったおかげです。
本当に……
本当にありがとうございました……!!!!
心から御礼申し上げます。
加えて、御礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
確認が1週間も遅れたのは、先に述べたとおりほぼ諦めてかけていたからでした。
その御礼&お詫びに相応しいかどうかはわかりませんが、『異世界シーフ』の世界地図を添付いたします(※)。
ご興味のある方はどうぞご査収くださいませ。
カクヨムコン9の最終結果が出るまで筆者はただ待つ事しか出来ませんが、『異世界シーフ』の連載自体はまだまだ続きます(笑)
こんな筆者の拙作ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
ちなみに、今日の夕飯はトマトソースパスタ。
このレシピは教わったものではなく、お味の方は――
まあ、そこそこでした(笑)
(※文章のみで『異世界シーフ』を楽しみたい方におかれましては、本地図はスルーでお願いします。
また、地図上に記されている町や村はあくまで"作中に登場するモノのみ"を記載しております。
地図に記載のない場所にも人の住む土地や建物がある、という前提でご覧いただければ幸甚です)
![](https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/dgpumiBk)