• 歴史・時代・伝奇
  • 創作論・評論

へろへろだけど原稿1話書きましたぁ!

いつもご覧くださりありがとうございます。

今日も何とか1話分書き上げることが出来ました!
なんというしぶとさ! 褒めてつかあさい。
ほんと。この薬。キツくて普通の人が飲んだら多分2~3日は起きられないんじゃあないのというくらいです。

でもお蔭でハイになったりダウンしたりしつつも大分安定してきました。キーボードの打ち間違いに気づかないことは大目に見てくださいまし。

ここの所、多くの★とフォローを頂き、改めてこの作品が愛されているのだなぁと確かめられました。なんと嬉しい事、4カ月前には予想だにしませんでした。
「書くだけならだれにも迷惑かからないしお金もかからないからいいや」というノリで書き始めたのですが……


思い起こせば、この作品の構想を練り始めたのは1年半前です。それまでいくつもの作品を愛読させていただき、それだけで満足しておりました。
でも。それでは満足できなくなったのです。
それは「感想は書けるけど、自分の思ったように作品を変えられない」ことに不満を持ったからです。
映画もマンガもアニメもそうですよね。幾ら好きになってもそれを『改造』できないんです。当たり前のことに気づいた私は『自分だったらこうするよな』という設定を考え始めました。
それが1年半前。

そういえば学生時代、下手糞なマンガを描き始めたのもそれが原因でした。「自分の好きな、読みたい作品がない」こと。この飢えと渇きが、この作品のモチベーションです。

だから『他と同じ王道は書かない』という原理原則を徹底しました。

大人大人した主人公。
顔の見えない家来。
物理的にあり得ない兵器と戦場。
どう見ても崩壊すると思われる金融経済。
ロジスティクスを無視した戦線拡大。
平民の暮らしを何とも思わない主人公。
超限戦をしないで宗教勢力や商人に勝っちゃう味方勢力。
街道や水運を無視した商売。

もっともっとありますが、これを自分の作品で取り入れないことにしました。最低限必要な大改変として上杉憲政の生年を3年早めた事と、高崎の亜炭を瀝青炭に変え、群馬鉄山を戦国に見つけさせちゃったことでしょうか? もっと細かいところもたくさんありますが見逃してください。
あとは大胡の家臣団のパラメータがおかしいですがww
でも主人公が新たな思想知識を持ち込むことである程度の意識変革が起きるのではとの想定をして、この展開を考えました。

出来上がったものがどれだけ楽しいかが、その作品の出来だと思うのです。ですがそれも色々な方が居りますので、全員に楽しいと思われようなどとは思っておりません。
私とツボが同じ人。「ふふふ」とか「ニヤリ」が出来る人用にチューンナップしております。

これを角川様がどう見るか、興味津々です。
ワクワクドキドキというよりも、「ふ~ん、今の出版界はこんなものか」と見ている気分です。

私は若い頃、角川映画『天と地と』(海音寺潮五郎原作)の合戦シーンで心が震えました。特にあの最後のシーン。赤い足軽集団を真っ二つに切り裂き謙信を先頭に突進する黒い騎馬軍団。
あれ以来、完全な戦国時代ファンとなりました。勿論司馬遼太郎の影響もうけていますが。

あの角川様が今、その影響を受けた私の作品をどう見るか。見ものです。この作品を見てあの映画を脳裏に描ける編集さんがいるのか? そしてそれを売るアイデアが出るか?
そっちの方が見ものですね。

自慢でもない、願望でもない、自信すらない。そんな中で只々「今の日本エンターテイメント界に戦国時代をリアルに描いた作品が受け入れられるか」これを見て見たい。

さっきメディアワークス文庫の編集長様のセリフが載っている記事を読みました。ちょっと古い記事だったかな? 
「売れるかどうかは分からないけれど、その全てが良い作品よりも『これは!』と思うシーンがある作品がよい」といっていた記憶があります。
全部がいい話などないと思います。完成しすぎている。新人はそんな物書けないでしょう。だから『1シーンでもガツンとくるシーン』を書くことが重要なのかなと思いました。

それを念頭に置いて自作を振り返ったら『自分ならばガツン!』とくるシーンばかりでしたww

今後もそのようなシーンを出来るだけ多く作り出し、読者の皆様を『ガツンガツン』にさせていきたいと思います。

7件のコメント

  • 天のまにまに氏の思う我が道を突っ走って下さい。
    応援しております。

    私も自分の道を突っ走っていくつもりです。
    つまり!エログロバイオレンスライトノベル!

    なろう系の売れ筋など、クソ喰らえって精神で頑張っていきましょう!

  • ワニ肉加工場さま。

    わわわ‥‥
    これ書きすぎかと思って消そうと思ったのに~
    コメありがとうございます。
    これで消せなくなってしまったww

    こうなったら『我が道をいく』ます!


    一緒にガンガン突っ走りましょ~!
  • こちらでは初めまして。

    読みたいものが無いから自分で書くと言うのは、私自身もそうでした。
    正確には読みたいものが読み終わったので、似た物を探すけどなかったので、でしたけれど。

    さて、今回こちらに書き込みさせて頂こうかなと思ったのは、王道を書かないという点で挙げられた例に驚いたからです。

    誤解がない様に書きますと、戦記物ではそう言うのが王道なのかと言う驚きですね。

    大人な主人公はともかく、顔の見えない家来と物理的にあり得ない兵器と戦場についてはどうなの? って思ってしまいまして。
    ただ、実際に書いてみて私自身がそれらをしっかり書けていない可能性はあるなぁと反省しきりです。

    天のまにまに様は王道が無視しているそれらをしっかり考察されて執筆している様子なので、見習わなければいけないなと感じ入り、ノートにお邪魔させていただきました。

    とりとめのない文章で申し訳ありません。
  • キロール様。
    お越しいただきありがとうございます。

    書いてなかったですね。
    申し訳ございませんでした。
    書籍化されるくらいの『戦国ファンタジー物の王道』です。
    大分多く読みましたが、どうも主人公目線で戦国を書いているものが多い。そうでないものたまにはありますが。ただそれでも主人公目線が多くなりすぎて家臣の「なぜ主人公についていくのか」「主人公やその他の出来事から影響される心の移り変わり」を書いているものは少ないのが現状かと思います。

    何故ならば、主人公目線で戦国物語を書いた方が楽なんじゃないかなと。でも私には書けません。だって数千人も一度に虐殺しておきながら平気で日常生活を送れる『転生者?』書きたくないです。無理がありすぎ。

    そのほか色々なバランスを取ると、このような作品が良いのかなと思った次第です。決してそれがベストではないと思いますが、読者様の多くは戦国時代で無双することとか、家臣に振り回されるとかのドラマを見たいのでしょうという王道です。

    求める物の差異があるのかなと思います。だから最近の戦国『ファンタジー』に飽き足らなくなった私がいました。
    そしてそれは私だけではなかったのでは?と、この作品を愛してくださる方の多さにびっくりしながらも正解だったと納得している所です。

    火器を使えば硝石が大量に必要。でもそれを生産する量と火器の発展がなんか変とか、そんなに早く領土拡張したら内政間に合わんでしょとか、様々なツッコミを入れたがる読者様が多いのが分かってきました。
    出来るだけそれにお応えするべく自分の出来る範囲で資料をあさり取捨選択捨て『あり得るファンタジー』を書いているつもりです。

    これが現段階での『邪道戦国ファンタジー』だと思うのです。
    それを追求する玄人肌の読者様が少ないのかなという意味です。

    商業ベースでもカクヨムやなろうでの人気も、結局は読者様のニーズですから、それにこたえるためには王道である『軽く読める作品』なのかなと思った次第です。

    先の近況ノートでも書きました通り、北条編までは大分戦場無双系の作品として仕上げて行きました。でも私が書きたいものは先に書いた「金融経済戦争」と「超限戦」(この後の作品で出てきますが)あらゆるセクターで戦争を仕掛けることを作品で書いていくと、必ずや『ライト層の読者様』は離脱するでしょう。
    こういう意味においてラノベとは程遠い邪道であるという事になります。

    もしよろしければネタバレを覚悟して小説情報のあらすじをお読みいただければ私の考えが少しばかり伝わるのかなと思いました。

    なかなか文章という物は難しいですね。
    ついでにへろへろの頭で書いた文章ですので、お気に触ったらお許しください。
  • 読めば読むほど、ハズカシ~~~~、このノート記事(>_<)

    でも消せない。
    言葉と同じですね。一度出してしまったものは取り返しがつかない。
    作品は直せるけど、こういった大口は消せない。

    スミマセン。
    病人がハイになって書いた文章です。
    勘弁してください……
  • 余計な事を書いてしまったみたいで申し訳ないです!

    ただ、大変興味深いお話を読めて私などは感嘆しておりました。
    小説のあらすじや、こちらに書かれてある諸々から伝わる熱意に敬意を表します。

    私自身、色々と理由を付けて深く考察していない部分が自作に在りましたので、本当に見習いたいと思います。
  • キロールさまの、ベルシス・ロガ。
    全部まだ読んでおりませんが、コンセプトは大変好みだしこういった作品で好評価を受けているものもあった気がします。

    今の私には大したこと書けませんが、黒羽くろば様のエッセイなんかはとてもためになりました。

    書き手同志よ、ペンを執れ! カクヨムというセカイで生きていくために

    https://kakuyomu.jp/works/16816927859690196799


    これなんかも只々頷くばかりでした。

    現ライター元webコンサルがカクヨムの仕組みを分析し、PVを増やす方法を考えてみた

    https://kakuyomu.jp/works/1177354054898651063


    もしよろしかったら目を通されるとまた新しい分析が出来るのではと思いました。

    今後もよろしくお願いいたします。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する