• 異世界ファンタジー

ご挨拶

初めまして、袰須という者です。
まずは、このような所にまで目を向けて下さった事に、厚くお礼を申し上げます。有り難うございました。

さて、いきなり自らの事をつらつらと語り始めるのも如何なものか、とは思うのですが、少しだけ、所信表明をさせて頂きたい……というか、慣れないことをした自らの心を落ち着かせるために、こうして少しだけ書き留めさせて下さい。

私は、これまでの人生を、さながら海底の石にへばりつく貝のように、じっと押し黙り、一人でひっそりと過ごしておりました。ネット上での人付き合いさえ全くせず、他者と接する必要のある場を、必要以上に避け続けながら。

そんな私がなぜ、今になってこの様な場をお借りして、他者の前に転がり出るような真似をしているのかといいますと……

……これをしないで死ぬのは、嫌だな。と、思ったからなのです。
自分の創っているものが世界に広く認められる筈だ、というような、絶対の自信が有る訳でもなく。これをきっかけとして身を立てることが叶えばいいな、という大それた願望を抱くための、依って立つ矜持すら曖昧で。

それでも、自分が書いたものが、どこの誰も知ることなく、まるでこの世界の中に、初めから存在しなかったかのように、私の死と共に、泡が弾けるかの如く消えていくのは、嫌だと思ってしまったのです。

私の綴る物語は、昨今の時流に全くそぐわぬ、良い意味での軽さを持たせることが出来なかった代物であり、とても読みにくいと感じる方も、きっと居られる事でしょう。……もしかしたら、誰にだって到底、受け入れられないものでさえあるのかもしれない。

それでも、私は、誰かに私の物語が届き、何かを与えることが出来ればいいと思わずには居れません。

長々と、乱文を失礼しました。
ここまでの文に目を通してくださったのなら分かるとは思うのですが、大体こんな感じです。

――それでは、恐らく長くなる物語ですが、腰を据えてゆるりとお楽しみ頂ければ幸いと存じます。
宜しくお願いします。

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