palomino4th

トゲめくスピカ／ポルカドットスティングレイ 魂で歌え！イメソン布教フェスタ、ペンギンSFアンソロジー参加用作品です。

水族館から盗難された、ペンギンたち。 火力発電所は即刻停止せよ、とテロの予告。 軽トラックが国道を、南下する。 メガソーラーと洋上発電の建設を、脅迫。 もう一度盗難された…

家は代々灯台守の一族。 大正時代の終わりごろに生まれた双子の「僕」と「姉さん」は、一族最後の灯台守をしている。 音楽が好きで、歌が上手くて、笛を吹くのが好きな、自慢の「姉さん」。…

内太陽系旅行情報網『ユリシーズ』の記者であるぼくは、銀河一のリゾート星エウロパで、絶海に浮かぶ温泉島へと向かう。出会いと怪物とペンギンをめぐる、ちょっとリリカルな旅行記。

近年の研究で一部の鳥類が言語を用いていると報道され、話題となったが、それを「ペンギン」の実在であると決めつけるのは安易である。ここでは「ペンギン」というフィクションが近代以後どの…

　空にあこがれる若きペンギン、アデリー。一緒に酒を酌み交わすのは、幾らか年上のペンギン、ケープ。 　彼らは、バーで差し出されたその一皿をきっかけに、大海へと繰り出すのであった。 …

「音楽に対抗して文学は文楽になりました」とペンギン先生が言った。 　文学部純文学科教授であるところのえらいえらいペンギン先生が言うのだからまちがいない。 　文学は文楽になり、純文…

　統合宇宙開発機構の若手職員武田靖和は、木星の第三衛星ガニメデへの赴任を命じられる。二十三世紀初頭、人類が到達した最も遠い星。最果ての職場と呼ばれる場所で彼を待っていたのは、ペン…

世界の終わりまであと七日となった世界で、主人公はある決断をして、彼女に会いに行くのだが・・・

ペンギンSFアンソロジーという素敵な企画をお見かけし、つい筆をとってしまいました。拙作ながら、企画の盛り上がりに一役買えましたら幸いです。私も楽しく読ませていただきます！

南極大陸に存在する唯一の二足歩行者、それがペンギン。この物語は、そんなペンギンの孤独な旅程である。

日本で一番人気のある動物、ヒゲペンギンのペン太のショーを見た帰り。ツムギは車の後部座席に隠れていたペン太を発見した。 「お姉さん、南極に連れて行って」 故郷に帰りたいペン太の…

母なる地球を捨て、宇宙船「ノア」に乗って別の惑星に移住した人々は、それぞれ異なる生き物の遺伝子情報を身体に組み込んだ。 移住先の惑星で一人一人の遺伝子情報は取り出され、その情報を…

世界一周でもしてみようと思った。 手始めに南北アメリカ、ブエノスアイレス、南から北へ。 それはもちろんうまくいかなくて。

ペンギンSFアンソロジー参加作品。 弟がペンギンを拾ってきて兄と奮闘する話。

2021年3月、俺は受験に失敗した。化学専攻の大学からは軒並み不合格通知を貰い、浪人生活は否応なく決定した。 AIの開発が劇的に発展した現代。人の手によって創られたものは圧倒的…