こんばんは。お久しぶりです。カクヨムコンに参加するため新たに作品を公開したので報告です。
この物語の主人公の雄飛は、十年間務めた会社がすたれてしまって辞めることが決まっています。舞台は過疎化と少子化の進んだ地方です。そんななか、職場に保管されている母の声を聞くために、いつも職場に忍び込むやんちゃな女の子、美羽に、雄飛はここがなくなることを告げなけなればならなくなりました。
そして伝えた彼は、やんちゃなはずの美羽が地団太を踏むこともなく必死で涙をこらえる姿を目にします。その姿を見た彼は、なんでこんなに小さな子どもに、自分はしょうがないとしか言えないのだろうと強烈な自問自答をします。
それから雄飛は声をどうにかして残そうと奔走するのです。
実はこの話は最近涙もろくなったことと関係しています。涙は出るのにちっとも不幸なことは感じないのです。幸せ泣きというやつでしょうか。その泣いているのに不幸だとはまったく思えない不思議な感情のまま書きました。
売れなくても、誰かがちょっとした感想でも思って、思い出にしてくれたらなあと思っています。
よろしくお願いします。