「ああ、あの人影か。しかし、よくあの遠さで見つけられたな」
「サッキノ女ノ人、道ノ真ン中デ止マッテイタカラ気ニナッタノ。ソレデソノ人ヲ集中シテ見ヨウトシタラ、カメラノズームミタイニ視点ガ近ヅイテ……」
「要するに、おまえの目の代わりの“触覚”のおかげで、見えたというわけだな」
https://kakuyomu.jp/works/16816410413934131557/episodes/16816410413943415712こんにちは、オロボ46です。
もうすぐ受験シーズンですね! ついでですから、一足早く桜を見ちゃいましょうか!
高校を見つめる女子中学生を、彼は見えないところで見つめるしかなかった。
なぜなら、彼は変異体と呼ばれる化け物だったからだ。
桜がまだ咲いていないころ、彼はふたりのバックパッカーと出会う。
その内のひとりが自分と同じ変異体であることに気づいた彼は、ある相談をする。
受験を控えた彼女の力に、彼はなれるのだろうか。
ぜひ見てくださいね!