ツイッターを始めてからというもの、近況ノートをめっきり書かなくなってしまいました。そもそもそんなに書いてないし、ツイッターも別にそこまで使いこなせていないですが。まあ。
長文になりますが、お暇でしたらお付き合いくださいませ。
そもそも近況ノートなんて特に読まれてはいないのだろうという話も置いておいて、拙作「集中できない」が多くの方の集中力を削ぐことができているようで、うれしい限りであります。すべて読んでくださっている皆様、レビューや応援を形としてくださる方々のお力あってでございます。ありがとうございます。(本当にネタ被りがなくてよかった。前例があったらあまりに恥ずかしいので教えてね。躊躇なく消すから。というかこんなに読んでもらえるならもうちょっと練ればよかった)と、ここまで本心ですが、見えてないといいな、うんうん。
ともかく、そこからその他の拙作にも目を通していただけていたり、フォローしてくださったり、本当にありがとうオンザありがとうバビロンです。ごめんなさい語感だけで言いました。
しかし逐一個別に返答を書くほどの甲斐性がなく申し訳ないです。ああいうの、結局似たような文章ばかりになってしまいそうで、いっそ書かないほうが、、というのが内心の面倒くさがりで申し訳ないオンザ申し訳ないパブロンです。ああ。
はてさて。
タイトルにつけさせていただきました【ネタバレ】の文字ですが、関連してお目通しいただいている「お客様ご意見カード」という話に関して、簡潔に言うと「よくわからん」というお言葉をいただいたりするので、もはや投稿から一か月余り、書いたときの記憶も薄れてはおりますがネタバレと言いますか解説と言いますかヒントと言いますか釈明と言いますか、この場でたらたら書かせていただけたらという所存であります。
少し逸れますが、結局のところ自分の書いた文章を読んでいただいたときに「よくわからない」という感情にさせてしまうのは、完全にこちら側の技量の問題である、というのが持論ですので、本当は普段「解説とか出しちゃうのナンセンスだよね」とか「自ら解説とか、まだ読んでない人もいるのにね」と思ったりしているのですが、今回は、ね? ということで。決してこれは批判ではなく、持論ですので悪しからず。自分は、という話です。だからこその近況ノートでのネタバレとなりんす。と、ここまで予防線です。すんません、ええ。ネットって怖いから。ああ。
本題です。
自分も読みながら思い出しながら書いてみます。
(※中ネタバレ…本編未読の方はパーッとスクロールしてください)
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パ
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結末に向け、各エピソードから拾い上げておく情報は大体以下の通りかと思います。
【1通目】
①マエダに対するご意見カードが届く
②「フロイト」
③「近隣に競合はない」
【2通目】
①「ガリレオ・ガリレイ」
②同じ人からのご意見カードだった(共通項は「たまご」)
③前田じゃなくて店に何か言いたい?
④「いい客もいる――利発そうなイケメン」
【3通目】
①再度マエダ宛のご意見カード
②「ガンディー」
③前田は近くに住んでいる男と一度遊んだが、その後連絡が途絶えた——「その日はすごくいい感じだった」という前田の感想
【4通目】
①【4/8】来店の、感謝を述べるカード「大変助かります」
②「ジョン・ラスキン」
【5通目は届かない】
①退職後に前田が亡くなった
②犯人は「前田からストーカーされていた」と言っている
③ストーカー被害者がストーカー加害者に? という疑問
④感謝のカードは、前田宛のカードを書いていた人物と同じ
【6つのヒントは確かにあった】
①夢占い
②偉人の名言
③卵は夢占いで言うと「恋愛面。思いを寄せている異性がいる」
④構図が逆転する
ひ
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(はい、あざす!)
という感じでしょうか。
ここまで要点をまとめれば大体見えてくるのかと思いますが、いやあ? という方のために、上記をすべてまとめた思考ガイドというか本チャンのネタバレを下記に。
「いやいやわかった」あるいは「自分で考えます」という方のために、締めておきます。
ちなみに今書いていて、最終話タイトルの「6つのヒント」ってどれだろう、って自分でも思い出せないです。ごめんなさい。はい。
本当にいつもありがとうございます、という気持ちでカクヨムを毎日チェックしております。今のところ短編ばかりですが脳内にいくつかストック(とかかっこつけて言ったけど未完状態)もありますので、近日中にまた作品を挙げられたらと思っておりますので、どうぞどうぞ、今後もご贔屓に。。。
ではでは。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
ず
ご
ご
ご
ご
ご
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(いざ解説を書くとなると自分の話の脆弱性がよくわかるなあ)
まず念頭に置いておくべきは「すべてのご意見カードが同一人物から送られた」という点。
次に、「近隣には競合はない」という話。つまり、「近くに住んでいる人」はこのスーパーを利用するのが一番勝手がいい。より強く言えば「ここしかない」ということ。
【一つ目の疑問】
「フロイト」が「たまご」のことで「マエダ」を攻撃する内容を書いたのはなぜか? という話になりますが、のちに出てくるように「たまご」は夢占いでは「思いを寄せている異性がいる」という意味がある(※ただし、ネットで拾った情報を参考にさせていただいたので実際に夢判断とかに造詣が深い方からしたら違うよーと意見が出るかもですが)。
この人物は「フロイト」の名を使っている点から「夢判断」についてもある程度の知識があると考えても——というのは飛躍した考えかもしれませんが、ここは作者のご都合主義をお許し。(ちなみに「夢判断」「夢占い」を使い分けていますが正直違いはよく知りませんすんません)
一見すると「前田に対して好意を——」とも取れますが、であれば「攻撃」する理由がないため、この場合は「前田から自分に対して好意が——」と捉えたほうがスムーズでしょう。ましてや前田が被害者であれば明言したほうが早いし、そもそもなんでそれを「当事者でもない」お前が? という話にもなります。
【二つ目の疑問】
次に「前田が会い好意を寄せていた男性は誰なのか?」という話ですが、これはもう小説の構成上というか、必要な登場人物しか描かれませんので、わざわざ会話に登場した「利発そうなイケメン」です。もうごめんなさい、納得してくださいとしか言いようがないです。補強するとしたら「近くに住んでいる」くらいの情報しかないですね、すみません。
この男性についての詳細はあまり記述していないですが、デートの感想について前田は「いい感じだった」と話していますね。大事なのは「あくまでも前田の感想」という点であり、デートの詳細についてもまた、主人公はよくわかっていません。短絡的に「前田かわいいのになあ、もったいね」と考えているくらいです。馬鹿だなあ。
【三つ目の疑問】
なぜご意見カードは偉人の名前で書かれていたのか? については、のちに出てくる「偉人の名言」を調べていくとなんとなくわかります。(※こちらもネット情報なので略+日が経ってしまったのでその時見た名言かわかんないっす。というかこういうのってどれくらいが本当の発言なんですかねえ)
フロイト…「愛されていると確信している人間はどれほど大胆になれることか」
ガリレオ・ガリレイ…「どうして君は他人の報告を信じるばかりで自分の眼で観察したり見たりしなかったのか」
ガンディー…については名言というよりは「非暴力抵抗」の意味ですね。
ジョン・ラスキン…「ものごとを正しく見るにはたった一つのやり方しかない。物事の全体を見ることだ」
【四つ目の疑問】
感謝のカードはなぜ届いたのか? ——これは日付を見ていただけるとわかりますが、年度替わり後=前田が辞めたから、ですね。辞めてくれたから行けるようになった、助かった、ということを、すごーく婉曲に言っていますね。わかんねーよ! ってね。はい。
【五つ目の疑問】
じゃあ結局逆転する構図ってなんなのさ! ということですが、まず、主人公が見ていた物語(真実にたどり着くまで)の全体像は、ざっと下記のようになるかと思います。
「従業員の前田宛に批判の意味を込めたご意見カードが届き始めた。こういうのを書く奴はストーカーに発展しやすいらしい。すごくいい子なのにかわいそうだ。→え? 殺されただって! なんてことだ!」
うーん、馬鹿っぽい。
ところが、一つ目の疑問から四つ目の疑問までの解釈を踏まえてみるとどうでしょう? これは正解ですか? そうとも言えなそうですね。
主人公は「前田にストーカーされていた」という犯人の供述から、物語を俯瞰します。そして上記のような思考展開を行った、ということにしてくださいお願いします靴舐めますんで。
すると、これが物語の正当な全体像、すなわち【ネタバレ】となりますが、
前田は一度会っただけの男性に恋をした。しかし男性としては前田に対してそういった感情は持てなかった。連絡を絶ってはみたがアプローチが止まらない。しかも通っているスーパーの店員ではないか。これでは非常に通いづらいが、そんなことを直接言えるわけもない。かといってほかにスーパーはない。どうにかして辞めてもらえないだろうか――と考えたのがご意見カードを利用し前田を批判することだった。言外に「助け」を含め。
しかしそれは理解されないまま月日が経ち、結局、前田が就職により居なくなった。ありがとう、これで利用できる――。
それを機に、ストーカーが終わればよかったのに。
終わっていれば、何も殺しまでは——。
というような話ですね。
つまり「結局人って知ってる人の話を鵜呑みにしがちだよね~」って話ですね。
ネタバレ読んでも「うーん」という方はもう本当にすみません。
そうなってしまったら技量というか本当にただ単純に私が面白い話を書けなかっただけです。頑張ります。って感じです。応援シクヨロ。って感じです。はい。
てな感じで本当に、ここまで読んだ方はいないだろうとも思いますが、お付き合いありがとうございました。
また拙作を読んでいただけたらと願いつつこれにて。