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モノローグの書き方について

 カクヨムで気になる主張の作品を見つけた。

おお字書きよ丸括弧の中にモノローグを書くな高校校歌
https://kakuyomu.jp/works/16818093074025060018
(続セ廻様)

 モノローグは丸括弧の中に書くものだとこれまで思っていた私にとっては衝撃の主張だった。
 私がカクヨムで書き始めた時には、冒頭一字下げを意味段落単位でしていたが、形式段落で一字下げをするのが現代の主流だと分かり、切り替えた経緯がある。
 私が知らないうちにモノローグの書き方が変わっているのかと思いウェブで調べてみると、現代のラノベなどは()なしで直接モノローグを書くのが主流らしい。なるほど、()なしスタイルに慣れた読者には気になって仕方ないのだろう。
 しかし、私は今のところ()抜きでモノローグを書く気にはなれない。一人称ならともかく、三人称ならなおさらだ。

12件のコメント

  • 私も心の声で()使いますよ。地の文で書くこともありますけど、『ここ心の声!』と強調したいときは一人称でも三人称でも()使います。

    むしろ他人に文章の作法を押し付けようとする人の心理が理解できない派です。そこそんなに大事?って思っちゃう。面白ければ何でも良いじゃん、の精神でやってます。笑
  • 自分も3人称では()入れる派です(表現的な意図で敢えて入れない場合も稀にありますが……)

    1人称で入れないのは感覚的に分かるのですが……
  • 創作は思いが
    伝われば 成功作
    伝わらなければ 失敗作

    形式を守る 守らない とは
    関係ないところで 決まると思います
  • 途上の土様、コメントありがとうございます。
     私は執筆者を責める気は全くありません。()付きで書いている人にコメントで直接言っているわけではないですからね。むしろ知識が増えて良かったです。

    Gart様、コメントありがとうございます。
     そうですね、私も一人称なら()なしで書くかもしれません。段落ごとに空行開けをするウェブ小説のスタイルを考えると、空行が括弧の役割を果たしているのかもしれません。

  •  こんにちは。
     今そんなふうになっているんですね。

     個人的には、段落の最初に1文字分下げるのは守るべき(守っていないと「バカっぽく」思われてしまうタイプの)ルールの1つだと思います。純文学からライトノベルまで、小説として出版されるもののほとんどが守っているルールについては、守らないと「損」です(それでも「絶対」かどうかは微妙ですが)。
     一方、モノローグをどう書くか、どう強調するかは、作品や場面によってばらつきがあるので、形式的なルールに固執する必要はないと思います。たとえば、司馬遼太郎さんの文章はただでさえ改行が多いですが、モノローグのとき( )も使わず改行したり、1つのフレーズを強調するためだけに改行したりと(『人斬り以蔵』)、「やりたい放題」です。読みにくいと思う人、大袈裟で稚拙だとの印象を受ける読者もいるかもしれませんが、司馬さんのことですから、変則的なのは百も承知で、読者に違和感や引っ掛かりを感じてもらうためにわざとやっていたに違いありません。正確性が要求されるオフィシャルな文書や評論文なら問題かもしれませんが、小説やエッセイならそういう表現手法やテクニックがあってもいいのではないかと思います。

     長文失礼しました。
  • こんにちは〜
    いつも近況で『いいね』をもらってるかただし、前にロイヤルティで稼ごうを読んでくださってたような気もするので、コメント失礼します。

    自由直接話法のお話をされてるみたいですね。
    自分は前、この手法で書いてた(そういう技法を狙ってというよりは、長年独学で書いてたので、いつのまにか癖になってた)んですが、多用すると編集者さんには嫌われるみたいです。ラノベはまた別なんだろうと思いますが、もともと日本語ではなく、英語とかフランス語の技法なので。

    僕の場合、地の文に主役の心情を()なしでひんぱんに使ってたころは、公募でもwebサイトのイベントでも落選続きでした。自分で文体を改革して、なるべく順当に()付きで、人称も一元視点に固定するようにしたら、残りやすくなりました。エブリスタでの話ですが。

    一般文芸を意識してるのであれば、自由直接話法はここぞっていうところで使うくらいにとどめたほうがいいのかもしれませんね。
    ラノベと文芸はやっぱりかなり違うのかなと。

    参考になれば。
  • 真留女様、コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、作者の意図が伝わるのならどんな書き方でもいいですからね。


    あじさい様、コメントありがとうございます。ラノベだけではなく、一般小説の作家でも()なしモノローグを使いこなしていらっしゃるのですね。わざと違和感を出すためのモノローグの使い方というのは私の読んだ解説でも言われていたので理解できます。
  • 涼森巳王(東堂薫)様、コメントありがとうございます。
    実際に投稿していらっしゃった方の体験談は説得力がありますね。
  • モノローグは、基本は()内に書きます。

    が、文章の流れ的な演出で、――の前後にモノローグを入れることはあります。

    私が執筆する時は、キャラを頭の中てアニメのように動かし、喋らせ、その間を――で表わしています。
  • こんばんは。

     段落1字下げは、カクヨムのツールでも搭載されている機能でもあるので、地の文であれば下げるのは普通だと、こらは小学校の1年生で習うものだと思ってました。

     あとモノローグですか……。

     私の作品の冒頭で、1話丸ごと一人称のモノローグ…一人喋りなんてことも最近は多いので、()の中に入れる入れないというよりも、モノローグの使い方も作者それぞれだと思うので、絶対に駄目というものではないのではないかな…という感じがして使ってしまっていますが、難しいものですね。
  • mamalica様、コメントありがとうございます。
    確かに――を使うスタイルもありますね。
  • 小林汐希様、コメントありがとうございます。
     私の意味段落下げは、教科書や子ども時代に読んでいた本からの影響だと思うのですが、カクヨムに上げた文章を修正する際に一字下げ機能は大いに助かりました。
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