とある日の事務所にて。
「とういわけだから、全部君が引き継いでくれ」
「は……」
凄い。
漫画のような、ドラマのような事態が起きて、漫画のようなドラマのようなセリフを上司から言われた、と僅かな喜びを受ける私がいた。
ふ ざ け る な
またしても漫画のキャラのようなモノローグにブチギレかかった理性が急に落ち着く。
まるでどこぞのアンデットの魔導王のように、急速に冷めるのだ。
「やっと君も活躍する番がきたな!」
ちゃうねん。
お前知らんだけで私はギチギチに働いとんねん。
「は……承知しました」
本当にこの上司はうわべだけしか見ていない。
「○○君にも迷惑をかけるな」
「おまかせください!」
上司にそう言われた同僚は、おそらく将来を見てチャンスだとでも思っているのだろう。
(ご愁傷様……)
そいつ新しい事好きの仕事増やすの大好き人間だから、赴任先の人には南無としか言えない。
新しいことを始めるのはいいことだ。
しかし、その結果どういうことが起きるのか?
しっかりとシュミレーションしオペレーションを作る必要があるのだが、彼はしない。
トップ二人が横領で解雇される地獄の職場で、はたして彼の面倒をみてくれる者はいるのだろうか?
「俺が立て直してみせますよ!」
その裏で誰が泣くことになろうが、私の知ったことではない。 なぜなら私が今泣きたいからだ。
「ふぅ……」
◇◆◇
あ、実話です(笑 多少の脚色はあります
大谷選手の通訳のビッグニュースのような大事にはならない事件だが、私にとっては切実な大事件がおこりやがりましたよ。
なので、少し投稿頻度が落ちるかもしれません(´+ω+`)
いやむしろ不眠症気味で投稿頻度が上がるかもしれない!?
今日も予定の2時間半前に起きてしまったよ……。
みんな横領してそうな同僚がいたら、決して近づかないようにしよう!
横領はダメ、絶対!