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【魔導士物語】第十一話「事情聴取」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/822139843661005410

そんなわけで、第十一話「事情聴取」です。

虎丸と小夜は「羅の国」の地方領主・藤野家の子どもたちです。
虎丸は三男で、小夜は二女なのですが、母親は違い、二人とも側室の子です。
生還率が極めて低そうな旅に許可が出たのは、神託があったということのほかに、二人が正室の子ではないという事情もあるようです。

藤野家は部門の家柄ですから、男児の虎丸は幼いころから、徹底的に武術を叩き込まれています。
彼は十六歳なので、普通なら元服して幼名を捨てる歳です(何か事情があるらしい)。
この旅で使命を果たしたら、元服して役職を与えられることが約束されているので、意気込みが違います。

エイナが言っていましたが、虎丸は本当の意味での実戦(人を斬るということ)を経験していないという脆さがあります。
やくざ者はどんな卑怯な手、危険な手を使っても相手を殺せば勝ちなので、虎丸の常識外の攻撃をしてきます。
仲間を突き飛ばして隙を作ったり、手足を犠牲にしてでも刺し違えてきたりといった戦法ですね。
虎丸の実戦を見たエイナは、この辺の弱点を見抜いています。

姉の小夜は生まれつき霊力が高く、一族が信仰する神殿から巫女として迎えられました。
本文でも説明がありますが、東大陸では呪術に似た魔法が広まっています。
ただし、精神操作系の呪いというより、言霊を使って式神(人型や動物型の紙)に命を吹き込み、操ることを得意としています。

小夜は護身術の心得はありますが、特に戦闘力が高いというわけではありません。
ただ、呪(しゅ)によって幻影を見せたり、式神による索敵や追跡、相手の注意を逸らす程度の攻撃ができるので、チームに加わるとそれなりに役に立つはずです。

そんなわけで、次回は「会議は踊る!」、どうかお楽しみに!

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