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第八話「賢王ダウワース」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/1177354054902247720/episodes/1177354054922315256

えーと、本作の舞台であるゴンドワナ大陸で共通語として使われる〝中原語〟には「〇本」「〇冊」「〇羽」といった対象ごとの「助数詞」が存在しません。
例外は容器で数える場合(例:一杯の水)や距離や重量などの単位(例:メートル、グラム)ですね。

オークの数え方も、〝数詞+オーク(単数または複数形)〟で、例えば「五頭のオーク」であれば、英語の「five orcs」のような表現だと言えば分かりやすいでしょうか。

これまでは話者のオークに対する意識によって、「頭、体、匹」といった助数詞を混在して使用してきました。被害を受ける農民はオークを直接的な脅威と捉え、恐怖と嫌悪を持っているため「匹」を使いますが、ユニは単なる害獣として冷静に捉えているので「体」、または「頭」を使うとかです。

さて本題、今回の話の途中からは密林オークの助数詞を「人」で統一します。その理由は、本文を読んでいただければ自明のはずですが、ユニたちは密林オークと付き合っていくうちに、彼らをどんどん「人間」に極めて近い種族だと意識していくからです。

この物語は、異世界の話を作者が日本語に「翻訳」して伝えているというスタンスで書いています。メートルやキログラムといった単位も、実際には彼ら独自に定めたものがあるのですが、分かりやすいように変換していると思ってください。

さてさて、オーク王を〝教育〟したのは、サキュラ首長国(南部密林に近い)の呪術師ですが、王に仕える者ではなく、在野の呪術師です。彼らを殲滅したのは王の呪術師ではないかと思います。

それと、王とユニたちにお酒を注いでくれた女オークは、王の三人いる娘のうちの次女で、人間の言葉は分かりません。密林オークの国では女性がとても大事にされるので(数が少ないですから)、女性の召使いというものが存在しません。それで娘さんが接待してくれたのですね。

本当は十三歳の三女が「私がお世話したいっ!」と騒いでいたのですが、父である王からダメ出しされました(ちゃんと理由があります)。
この末っ子三女は後の話で登場する予定ですが、ユニたちと仲良しに(特にアスカが可愛がる)なりますので、お楽しみに。

ところで昨夜、変な夢を見ました。爆笑問題と私が同じサークルの仲間? のような関係で、私がお二人に本を出そう、ついては太田さんの小説、田中さんのエッセイに加えて、自分の小説も一緒に収録してほしいと頼むのです。二人とも「う~ん」という顔で乗り気ではないので、私が重ねて懇願すると、太田さんがぼそっと「だって、あんたの小説つまんねーし」と言い出し、田中さんも「何を書いているのか意味わかんないもんなぁ」と同意したのです。
夢の中とはいえ、大変なショックでしたw

大丈夫か俺? こんなんでは感想でこき下ろされたらメンタル崩壊するのではないかと不安ですwww

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