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第9話「組合教会の人々」について

 
組合教会のメンバーが第9話にて登場し、物語も急展開していきました。
メンバーは橋口詔人を除き、ほとんどが実在した人物です。
ちなみに組合教会とは作中でも述べたようにアメリカ合衆国教会に属しているプロテスタントの一派です。
こちらは沖縄支部だそうです。
作中にも登場した知念芳子(後に金城)さんの著書「なはをんな一代記」によると、沖縄の組合教会は正統な組合教会というよりもキリストの神性を認めず、その人間性を解いたりする、教会と教義というよりは倫理的運動に重きを置く自由主義的な傾向だったそうです。

ちなみに山口重三郎は1916年当時、首里高校の前身である一中に通っておりません。彼が一中に通うのはその翌年です。彼は後に詩人山之口貘となります。

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