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自転車に乗った天使のささやき



「オレら 好きな人と喋ってる時が一番幸せやけどなぁ」


踏切ですれ違いざまに聞こえてきた声

高校生かな 自転車の男子二人連れ


聞こえてきたのはその一言ですが

勝手に想像すると

はげましの言葉 ですかね


ひとりが グスグズ云ってたので

もうひとりが 明るく声をかけた

そんなところでしょうか


つきあってる者が そういう云い方をすると


「オマエは彼女がいて いいよなあ」


になってしまいますが

その云い方だと まだ つきあってはいないのでしょう

だから その点 嫌みがない

嫌みがないと 好きな人が出来れば世界が変わる!

という 真理 が語られているわけで

まあ 青春です


実は 今日は流れで恋愛のことを書いていて

昔の別れ話なんですが

「一番幸せ」というのが書けてなければ

別れ話にもならないな と反省されたのでした


書いてる小説自体は過去に戻るお話で

タイムトラベルの仕組みについては

アイデアがあって科学風書けたのですが


過去に戻れるかどうか

若返ることができるかどうか

それは たとえば

「一番幸せ」という感覚を取り戻せるかどうか

そこにかかってるのかもしれない


少なくとも おもしろい話かどうかはそこですね

書いてる時には 気がつかなかった


あら

あんまり出来が悪いんで

神さまが ヒント くださった?

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