「父なる神」と「子」と「精霊」……三位一体の一般的な意味は調べていただくとして、今回、興味深い解釈を見かけたので、そこから得られた気づきを少々。その解釈とは、
「子は神と世界をつなぐ存在である」というもの。
もし、世界にその三つしか存在しないのであれば、人間は「子」でしょう。
その場合、人間はどういう存在かというと、「神」のお使いである「精霊」に助けられながら、道を踏み外さないように生きる、未熟な、か弱い存在だというイメージになるかと思います。わたしは漠然とそう思っていました。
しかし、今回、見かけた解釈だと、「子」は「神」の意図を察して世界に働きかける存在だというのです。「精霊」はその結果、生じるもの……。
つまり、「天使」も「悪魔」も、「子」である人間の行いの結果だということですね。
子ども向けに話すなら、
「人間が正しい行いをするなら、世界は天使で満たされる」
ということになります。
まあ、大人としては、「悪魔」にも意味があり、避けようとしたり排除しようとしても苦しむだけだ、ということがあるので、構造が複雑になりますが。
ただ、こういうことは、云えそうです。
我々は、もしかしたら「神」の教えを預かって地上に降りてきた、十分な力を持った存在であるかも知れない。サッカーに例えれば、監督に選ばれて、ゲームに出してもらった選手であると。
試合に出ている以上、プレーすることが大事ですね。ぐすぐず云ってる場合ではないし、これから勉強するぞ、ということでもない。学習は大事ですが、プレーしながらの学びが求められる。何よりも最善を尽くすプレーが求められる。
その姿勢が真摯なものであれば、サポーターは力強い声援を送ってくれます。しかし、見苦しいことをすれば同じサポーターが悪魔に変わる。
さあ、ゲームに集中しよう。仲間の位置を確認して、自分の役割を考えて、ボールに先回りできるように走れ! >ジブン