おそらく需要がない後語りです。
わざわざ後語りを完結報告と分けるということは、その作品は結構昔から考えていて、それだけ語れることがあるということです。
今回も長いです。
オーウィルのネタバレ注意。


元々は「超兵器NEO」の構想が先にあり、その前日譚としてこの話を書いたことは前回の近況ノートで語った通りです。
「超兵器NEO」に関しては、それを連載後にでも。
こっちはバッドエンドにはならないはずです。
ただ書き上げる気力があるかは分かりませんが……。
分かる人には分かるかも知れませんが、ある作品の影響が大きいです。
宇宙人、光エネルギー、瀕死の人間に憑依、人格の同化……そうだね、ウルトラマンだね。
Overhumanに変身ヒーロー要素があったり、何かと特撮の影響が大きいですね。
しかし、オーウィルの最初期版では主人公は考古学者で、ロボットは遺跡から発掘されたものでした。
敵がエネルギー生命体というのは変わりありませんが、宇宙人は無関係でそのままエネルギー生命体との戦いでした。
学生の頃は大人の研究者っぽい主人公が好みだったんでしょう。
なんかライディーンっぽいな?ってことで今の形になりました。
そしたらウルトラマンじゃねえかっていう。
既存作品の影響からは逃れられない……。

セカンドプロットで少年主人公になって、だいたい今の形に。
これ某匿名掲示板に投げたんで、タイトルとか敵の名前とか違いますけど、ログを探せば出てくると思います。

ヒロインの上木新理は新しく設定したキャラクターで、セカンドプロットでは影も形もありませんでした。
レジスタンスも深くは関わらない、ただ存在しているというだけのものだったので、書き直しで役割が大きく変わったと思います。
あと敵が必殺武器の名前を言うのって良いですよね……。
普通は主人公サイドが言うものですけど、それとは違う少し落ち着いた感じで言うのが良い。


以下ロボット解説など

・オーウィル
機体イメージは西洋甲冑、マネキン、幽霊。
名前は西洋の人魂にあたる「ウィル・オー・ウィスプ」から。
動力はエネルギー生命体で、イオンスラスターもエネルギー生命体が制御している。
操縦者とは別に、操縦者の分身とも言えるエネルギー生命体がコックピット裏の動力部に宿っているために、操縦者が乗っていなくても指示があれば動く。
作中では主にヴィンドーが裏で指示を出していた。
リラ星人のロボットの試験素体で、本来は無人機だが、動力部の一部を取り除いてできたスペースを仮設コックピットにしている。
武装なし。
衝撃を熱に変えるI-H装甲を持っているが、これ自体の防御力には限界があり、熱を吸収するエネルギー生命体が宿ることで強度が増して、ほぼ無敵の装甲になる。
I-H装甲はリラ星人の機体の標準装備。

・ジャーグ
重王の二つ名を冠する。
機体イメージは青、猛獣、重力。
名前は適当。
胸部に動力源のマイクロブラックホール制御装置があり、それを利用して指向性引力波アトラクターウェイブを放つ。
腰部の左右には加重粒子砲(当たると重量がn倍増する)を装備。
パイロットはテクコマノ・デアントスハ。

・グラムバー
流王の二つ名を冠する。
機体イメージは緑、甲殻類、水流。
セカンドプロットではグラブロだったけど、ガンダムにいたということで変更。
やまなしのクラムボンから。
熱を遮断する外装で、エネルギー生命体の弱点である冷気に強い。
ただし、自分からもエネルギーを吸収できないので、この外装自体はエネルギー生命体とI-H装甲の相乗効果を受けられない(本体は別)。
エネルギー生命体を利用した原子力エンジンを搭載しており、それが主動力。
竜巻発生装置内蔵の両腕部にも小型原子力エンジンを搭載している。
冷凍砲は固体アルゴンと液体窒素を封入した弾丸を発射している。
パイロットはレングク・ランドバド。

・エルーン
翔王の二つ名を冠する。
機体イメージは赤、鳥、空。
セカンドプロットではセイレーンという名前だった。
背中の両翼はソーラーパネルの機能を持つ。
グラムバーと同形式の原子力エンジン搭載。
軽量のため空中戦が得意だが、実は他の機体も飛ぼうと思えば飛べる。
エネルギー生命体が無用なエネルギーの消耗を嫌うから飛ばないだけ。
胸部に音波増幅装置があり、口部から指向性の高い破壊音波を出す。
ディスパージョンブラスターは照射した物体のエネルギーを分散させる。
これの発生装置は背面にあるが、自機を保護するために両腕から掌を通して発射することで、初めて効力を発揮する。
つまり右左単独ではエネルギー分散効果が生じないので、グラムバーのように腕を飛ばして攻撃はできない。
パイロットはママルケキ・ミラクトマ。

・イガルド(ユニガルド)
作中では呼ばれていないが、械王の二つ名を冠する。
機体イメージは黄、大樹。
セカンドプロットでの名前はユグドーラ、合体してユナイトグドーラ。
内部に生産工場を持つ、移動小要塞。
他の機体が30メートル前後なのに対して、この機体は70メートル近い。
体積比では10倍以上のため鈍重。
武装もあることはあるが、エネルギー生命体に有効な攻撃手段はない。
せいぜい働き蜂を飛ばすくらい。
パイロットはハサンボーレ・ソヤンジャロ。
リラ星人の名前はいずれもキーボードをめちゃくちゃに押して出た文字の並び替え。
いずれの機体の操縦者も作中では「~のパイロット」としか言われないのは、本人ではないから。

・働き蜂
外見的には蜂というより、円盤状のものが飛んでいるだけ。
熱を感知して、工場や発電所を襲い、エネルギーを奪う。
びっしりくっつくのでフジツボやカメムシの集団みたいになる。
小さいくせにI-H装甲とエネルギー生命体の相乗効果でやたら頑丈。
通常の移動速度は速くてもマッハ1弱だが、数が多くて連携するので厄介。

・恒星間航行艇
元はリラ星人の移民船。
星が寿命を迎えた際に、他の星に移住するか、宇宙を放浪するためのもの。
自己修復機能あり。
全長200kmという巨大さだが、中のリラ星人はほとんど人としての意識がなく、知能がある以外は働き蜂と変わらない。
動力炉は複合形式で、あらゆる燃料に対応している。

・エネルギー生命体
エネルギーを求めて宇宙をさまよう実体のない生命体。
冷気に弱く、実体を持つものに宿ることで、身を守る。
それ自体に知能はないが、寄生した物の知能を一時的に得る。
分裂したり合体したりして、効率的にエネルギーを集める。
群れを率いる王と、次に王になる後継者、そして無数の労働者がいる。
その違いはエネルギーの保有量であり、王と王の後継者は成長によって無限のエネルギーを保持できるが、その他は限界がある。
その正体は宇宙の再生者で、全てのエネルギーを集めて再びビッグバーンを起こすとかいう壮大な設定がある。