かなり遅くなりましたが更新。
前回、士匄が『荀罃に頼る』などと口走ってしまったために、山に行く前に荀罃さんを出す羽目になりまして、ラスボス戦が遠のきました。
このゆとり世代〜!!
士匄くんはちょうど晋内部動乱がほぼ無い時期に生まれてるのではないかと思われ、多少のいざこざに士氏は(士会が平衡感覚優れた天才なので)全く巻き込まれていない、ま〜苦労知らずのぼんぼんです。
荀罃には史書でも幾度か叱られており、本人も『昔わたしは知伯に習いました』と自己申告してたので、色々やらかしを怒られていたのでは? と想像しながら書きました。荀罃は史書で士匄の適当すぎる行動にブチ切れて床几をぶん投げつけてます。
また、士匄は戦争中にに士燮にいらんこと言って、怒られました。というか、お前みたいな小僧が口出すな殺すって戈持って追いかけ回された。
もうね、ゆとり世代〜〜!! て感じですね。そんな彼がこの連載で成長するんかどうか、してほしいものです。
準主役の趙武くんは性格的には丸く士匄よりは熟してますが、他の部分で未熟なところや歪みがあります。そのあたり、士匄の脇でそっと書きたいです。
この初手の士匄チュートリアルは思ったより長くなり時間もかかってます。この後、即座に趙武にクローズアップした怪異ものをしようと思ってましたが、ワンクッションで一話で終わるインターミッションみたいな怪異回を書く予定です。
5つか6つほどの青春な怪異譚を書いて、終わらせたいです。彼らのモラトリアムは士匄が三十になる前に終わるので。年表出来事として。それまでは、彼らにふわふわなドタバタ青春を楽しんでいただく所存です。