「マズイ~もう一杯!」
「急にどうした?」
「いや、何となく」
「意味ないんかーい!」
「て言うか青汁飲んでる?」
「昔流行った時に飲んだかなぁ」
「やっぱりまずかった?」
「大麦若葉の方だったから不味くはなかったかな?」
「青汁って種類があったんだ」
「そりゃあるよ。メジャーなのは、ケール、大麦若葉、後は罰ゲームで有名なノニとか?」
「マズイのはジュースにしてるからだよね。錠剤にしたら平気っしょ」
「青汁サプリかぁ。まぁあれなら味関係ないよね」
「健康食品、何か飲んでる?」
「視力を良くするのは飲んでるかな」
「ブルーベリー的な?」
「アントシアニン的な」
「効いてる?」
「正直実感はないかな。もっと視力が弱ったら効き目も実感するのかも」
「ああ、そう言うのあるよね」
「そっちも何か飲んでんの?」
「なんか梅のやつとか飲んでる。効果はやっぱ分からん」
「だよね~」
「昔はセサミンとか米糠のやつとか色々飲んでみたけど、やっぱ分からんねえ」
「セサミンも流行ったよね~。よくCM見たし」
「CMと言えば、ぐるぐるぐるぐるグルコサミンとか」
「懐かしい~。最近だと何だろ? テレビ見なくなったからなあ」
「健康食品も中には詐欺っぽいものもあるからね」
「ああ、血液サラサラのやつとか」
「あまり聞いた事のないところのものは眉にツバかも」
「深夜のテレビショッピング的なのでたまにやってたりするよね」
「早朝の番組でもやってる」
「感動のドラマかと思ったら青汁で元気ですみたいな」
「最後に健康食品の話が出ると一気に萎えるやつー」
「ああ言うの、通販がメインぽいけど薬局でも売ってるよね」
「通販よりは薬局の方が信用出来そう」
「分かる」
「ああ言うの、やっぱ高い方が効果あるのかな?」
「どうだろ、身体との相性とかもあるだろうし」
「それと、たくさんの種類飲んでいいのかも気になるよね。食べ合わせとかもさ」
「一応健康『食品』だし、薬だってたくさん飲む人は飲むから平気じゃね?」
「だといいな」
「ああ言うサプリってむっちゃ種類があるよねえ」
「あるある。ズラッと並んでいるの見るだけで試す気なくなるもん」
「興味あるんじゃん」
「ちょっとはね」
「もっと年寄りになったらああ言うのに頼るようになるのかなぁ」
「栄養は食事から摂りたいけどね」
「医食同源ってやつだ」
「結局栄養補助だからさ、そこは意識しないとだね」
「だね~」
「なんかオススメのサプリとかある?」
「特にないねえ」
「まぁ若い内はそうなのかも」
「オススメサプリがポンポン思いつくようになったら、年寄りになったって事なのかもね」
「ずっと若くいたいぜ~」
「その考えが既に年寄り臭いぞ」
「がーん」