KAC20232のお題、発表されましたね。今回のお題は『ぬいぐるみ』です。うん、これは思いつきやすいぞ。とは言え、ベタでない話を書こうと思ったら途端に難度が高くなる諸刃の剣。そう言う意味ではKAC20231の『本屋』と同じレベルとも言えますね。
【3/6 11:59締切】KAC2023 第2回お題「ぬいぐるみ」
https://kakuyomu.jp/info/entry/7th_KAC20232 流石に今回は本屋よりはすぐに話が思いつきません。ですので、じっくりじっくり考えました。連作短編の『異世界魔法少女真依』はベタ中のベタな展開になりましたけど、残りの2作はいい感じに変な話になったと思います。やっぱりね、読者の印象に残る、爪痕を残す作品を書きたいのですよ。たとえそれが成功しなかったとしても。
では、今回のお題で私が書いた作品を紹介しますね。
神様になったぬいぐるみ
旅をするぬいぐるみ
https://kakuyomu.jp/works/16817330653954869993 個人的に、777文字作品はシュールな話で統一しようと思っていて、それだけを意識して書きました。最初はぬいぐるみが野生動物にさらわれる話にしようと思ったのですけど、そこは人間の方が話が広がりやすいかなと思って、世界を旅した人形の話をベースに筆を遊ばせていきました。
それで、ぬいぐるみが幸運のアイテムになり神格化されていく展開に。このオチも結構気に入っています。まぁ、あのオチ以外にないかなと。この作品、内容がシュールなだけにジャンルが難しいですよね。現代ファンタジーでも良かったのかも。
異世界魔法少女真依 ~ぬいぐるみ争奪戦編~
願いを叶えるぬいぐるみって、そんなベタな話……
https://kakuyomu.jp/works/16817330653944248744 今回の真依は願いを叶えてくれるぬいぐるみを探す事になります。ベタですねえ。ベタ以外の何物でもありません。でもベタだからこそ楽しく書けました。4000文字でまとめようとしたので最後が駆け足ですけど、そこら辺は生暖かい目で見てくださると幸いです。
ぬいぐるみの奥様
お題にフォーカスした単独短編は、亡くなった奥さんを復活させようとした魔法使いのお話です。そう言う魔法は禁呪と相場が決まっているので、最後には反動が来ちゃう……と言う展開で考えています。
私がぬいぐるみをテーマに書いたら、みんなぬいぐるみが喋ったり動いたりする展開になってしまいました。ファンタジーが好きですので、やっぱりファンタジーになってしまうんですよね。まぁ、それが私の作風と言う事で。