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人は昔からテンプレがスキッ!

 ラノベってほら、テンプレってよく言われますよね。お約束のように異世界に転生されて、チート能力を授けられて、異性が山盛り寄ってきて、ストレスフリーで世界を救っちゃう。最近はあんまりベタな作品はヒットしなくなっているらしいですけど、展開のベタな作品は今でもたくさん投稿されていて、それなりに人気になっているんじゃないかと思います。
 
 で、このテンプレなんですけどね、物語の基本構造として、人は大昔から安心出来る展開を好んできたんじゃないかと思うんですよ。神話から始まって民話、時代劇、童話とみんなお約束で構成されているものばかりじゃないですか。つまり、人はみんなテンプレがスキッ! なんですよ多分。だから今後もテンプレは廃れないんじゃないかなぁ。

 テンプレって言いかえると王道ですし、様式美とも言えますよね。時代が積み重なればそのパターンは伝統芸と呼ばれるようにもなるのでしょう。物語の構造で言うところの序破急とか起承転結とか、決まったところで決まった展開になるのってテンプレと言えると思います。

 まぁだからそこまでテンプレを嫌わなくてもいいのかなーって思ったりします。ラノベのテンプレと王道は違うよって言う主張もあると思いますけど。ある側面では確かに違うでしょうし、別の側面ではまぁ似たようなものなのかなとも言える気がします。

 同じような展開を好むそのパターンが変わっただけ。やがては別パターンのテンプレも時代に合わせて出てきて流行ったり廃れたりするのでしょうね。そうして昔のテンプレ展開を読んで、懐かしいなぁとか思い出したりするんだろうな。
 新しい時代に即したテンプレを生み出せばきっと勝利者にもなれるのでしょうけど、きっと難しいのでしょうね。あわよくば自分がそれを開発したいw

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