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妄想と小説の違いって何だろう?

 いやあ、ふと思ったんですけどね。妄想と小説の違いって何かなって。出来の悪い小説を読んでいて、これただの作者の妄想じゃんって思った事ないですか? 正直私はあります。何もかもご都合主義で話がうまい具合に都合よく転がっていって……そう言う作品。

 小説ってそう言うんじゃないよなとか思うんですけど、妄想と小説の違いって何かなーって思うと……明確な違いをうまく言語化する事が出来なくて。

 妄想って「根拠のない誤った判断に基づいて作られた主観的な信念。統合失調症・進行麻痺などで特徴的に見られ、その内容があり得ないものであっても経験や他人の説得によっては容易に訂正されない。(出典:三省堂大辞林 )」と言う意味だそうで、単なる都合のいい想像と言うのではなくて精神病に関連する言葉のようですね。調べてみて結構重い言葉だと知ってびっくりです。今まで簡単に妄想って言葉を多用してしまってちょっと反省。

 ま、ここで言う妄想は都合のいい想像くらいの意味なんですけど(汗)。

 小説と言うからにはそこには読者が介在する訳です。妄想に読者はいません。自己完結、自己満足の世界です。多分そこが妄想と小説の違いなんじゃないかな。

 ただ、私が生理的に合わないなと思った作品にも読者はいるでしょうし、単純にこれは妄想レベルだなとかは言えない気がしますね。うーん、難しいのう(汗)。

1件のコメント

  • 軒下瑞燕さん こんばんは☆彡

    前衛芸術は悪夢みたいな表現も多いですし、それを一言で言い表すならまさに妄想と言う言葉がピッタリきますね。ぼくにはとてもできない。

    多くの人に認められる事が前提のものは妄想だけでは広がらず、一般性を求められてしまいますよね。つまり、多くの人に読まれるのが前提でない場合は、小説も妄想で構わないと言う事になる――のかな。
    確かに強烈な世界観の作品は妄想を具現化したものと言えなくもないのかも(汗)。
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