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カクヨムはそうきましたかあ……

 先日、私の好きな漫画家兼アニメ作家のキューライスさんの新しい作品発表場所を発見しまして、それが投稿サイトXOYだったのです。

 https://xoy.webtoons.com/ja/

 そしてキューライスさんの作品は「夜の訪問者」

 https://xoy.webtoons.com/ja/comedy/yorunoho-monsha/list?title_no=1184

 このXOYってサイト、よく見ると作品投稿ができるようになっています。そう、このサイトは投稿漫画サイトだったのです。プロの作品も読める投稿サイト、ちょっとカクヨムとも似てますね。
 で、ちょっと興味が湧いたので投稿環境を調べてみますと、興味深い事を発見します。簡単に言うと、このサイトで人気作家になると原稿料がもらえるのです! うぉう! これはモチベ上がるっしょ!

 投稿小説サイトでもこんな仕組みのサイトが出てくるのかも! そう思った矢先でした。いつものように近況ノートチェックしていると、新しい小説投稿サイトに参加すると言う内容のノートを発見します。
 どれどれどんなところかいなーと興味本位でその人のノート経由でリンク先に飛ぶと、そこにあったのはマグネット! と言う投稿小説サイト。
 
 https://www.magnet-novels.com/

 見たところ公式オープンが2018年5月10日。出来たてホヤホヤです。それで 今更新しいところに参加するのですから何か特徴があるに違いないと色々と調べていると、この投稿サイトでも人気になるとその人気が報酬として還元される仕組みだったのです。おおっ! これはっ!
 やはり時代は無料で書けて無料で読めるから、人気になれば何らかのリターンがあると言う流れになっていくのでしょうか。

 ちなみにこのマグネット! 色々仕組みを考えてきておりますが、システム的にまだまあ不親切です。そう言うところは出来て立てホヤホヤサイトと言えますね。カクヨムもオープン当初は不完全でしたし。

 こう言う時代の流れにカクヨムはどう答えるのかなと考え始めた時、すぐにカクヨムからの反応が返ってきまして、私は驚きました。そう、それが新しいバナーの出現です。BOOK☆WALKERとカクヨムの連系の発表でした。

 https://kakuyomu.jp/info/entry/2018/05/16/130223

 カクヨムの取った手段、それは報酬が欲しければ自分で動こうぜ! と言う戦略だったのです。ほう、カクヨムはそうきましたかぁ。

 苦労して書いた作品の労力を何とか還元したい、そう思う人は多いです。だからみんなコンテストに参加して賞金や書籍化を狙う訳です。今まではそう言う方法でしか還元方法はありませんでした。
 
 作品が人気になれば自動的に報酬を得る仕組みだと、不正が横行しそうです。それを防ぐための仕組みとチェック体制も大事になってきますよね。
 それに対して、自分で電子書籍にして売るといいよーって方式なら不正は難しいでしょう。それでいてしっかり自分の実力の分だけ報酬は戻ってきますし。中々考えたいい方法だと思うぞコレ。

 私は実力はへっぽこだし自作が売れるとも思わないので、現状維持でしょうか。ただ、電子書籍はただでも売れるのでそれで反応を見るのはありかもですね。

 となると電子書籍化の意味って何だろうとも思うのですけど、簡単に言うと電子書籍のスタイルで作品が読めるのがメリットと言えばメリットなのかも知れません。カクヨムにも非公式な縦書きビューワがありますけど電子書籍のビューワはもっと高品質でしょうしね(利用した事がないので憶測ですが)。

 これらの動きが今後どうなっていくか、慎重に見極めたいと思います。

5件のコメント

  • というかマグネットがなければ思いつきもしなかったのかなあと不思議でなりませんよ
    こんなの去年のコンテストの時にやっとくべきことではないですかねえ……とはいえまずはbwの垢をとるところから?
    イラストとか表紙とか揃えなきゃならないの、ハードル高いー💫
  • ちょっとしらべてみたらepub3.0ですね。でんでんコンバーターでためしに作ってみると面白そう
  • 私にとっては朗報でした。そもそもでWebに完成品をほぼ置いてない作者だから、完成したらあちらに移動、という手段が取れるようになりましたんで。
    あとは、読者側の意識改革が追いついてくれるのを待つばかり、ですね。
    今は完成品がタダで読めることを当然と思っている方が圧倒的ではないかと思いますし、タダで公開されていたものが有償になるのはおかしい、という思考も根絶されるべきとも考えています。
    タダにしてくれるのは好意であり、相手に負担のかかることだという認識が広まればよいのですが。
    上位は報酬がもらえるというサイトは、その仕組みによってはビジネスモデルとしては破綻しているかもなので、予断を許さない状況でしょうね。払う分をどこから収入取るんだろうかと…
  • 🐾
  • 上原 友里さん こんばんは☆彡

    早速BOOK☆WALKERを試されていますね。その行動力の速さ、流石です。そこに痺れる憧れるゥ! ただ、この動きがマグネット! 対策かどうかは分かりませんよ。偶然時期が重なっただけかもですし。

    電子書籍と言えば表紙、これの出来でも売上が左右されそうですし、考える事が増えちゃいますね。自分でプロレベルの絵が描けるなら問題ないかもですけど、そうでなければ絵を描ける知り合いを見つけるか、お金を払ってイラストを描いてもらうか……幸い、上原さんは絵心があるのでその点は問題なさそうですね。

    上原さんの挑戦の結果を私は見ている事にしますね。いい結果となりますように。


    軒下瑞燕さん こんばんは☆彡

    確かにメリットは今のところ薄いのかも知れません。電子書籍化すれば電子書籍のビューワーで読める事と、イラストがつく事(自分で手配しなければいけませんが)と、もしカクヨムがなくなっても作品が読めると言う事でしょうか? 後は、カクヨムでは読みたくないと言う人の需要も見込めます。そう言う人もいるかも知れません。

    何にせよ、あんまり高額の設定は出来ないでしょうね。値段設定のさじ加減は微妙なところです。薄利多売がネット販売の利点でしょうか。
    最初は手探りでも、続けていけばある程度の流れは出来そうな気はします。まずは先人の挑戦に期待したいところですね。


    柿木まめ太さん こんばんは☆彡

    読者側の意識改革、これはすぐには行かないでしょうね。少しずつでも変わっていければいいでしょうけど……。
    電子書籍化されればリッチに読めるようになる事でしょう。せめてそこにメリットを見出してもらえればってところですね。後は表紙イラスト……でしょうか? ある程度の売上を本気で狙うなら、セミプロかそれ以上の人にお金を払って描いてもらうのがいいですかねぇ。

    人気上位の人にリターンが入る仕組みのマグネット! ですが、読み手の投げ銭にかかっている仕組みなので、良心的な読み手が増えない事にはうまく機能しない気がします。
    正式オープンこそしましたけど、まだまだ書き手ばかりで読み手が増えそうなウリがすごく薄いように感じました。中々に前途多難のようで、本当に予断を許しません。出来ればいい感じに軌道に乗って欲しいところなのですが……(汗)。


    黒猫屋さん こんばんは☆彡

    足跡有難うございます。
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