こんにちは。近況ノートとか絶望の王とか君に大罪の名を。とかよりも本編の【ボクが見た事のない景色を求めて】を書けと言われそうです。作者代理やってます。作者っていいます。
まず、当たり前ですが喪失で勇者陣営は居なくなります。
これ以上出てくる予定はないです。
…というより、実は喪失で最終回になります。
……が、続きは作ります。6話からは魔王への身体、精神リ〇ナ多めになるかもなので、本当に気をつけてくださいまし。
ということで解説Partです。
ここからは考察したい方は見ない方がいいと思います。ってか考察みたいので解説はしたくないんですが、ぼくの心の奥底で燃え滾ったもやもやを消すには解説するしかないんです。ごめんなさい()
まず、みんなが疑問に思ってそうな事を解決して行きましょう。
まず、勇者が何者なのか。これから話す内容的に重要な存在な勇者さん。
わかってる人も多いと思いますが、魔王のお友達ですね。
死んでませんでした。
ボクもこのお話を作るまで勇者が魔王のお友達っていうのは知りませんでした。メタい話、喪失書いてる途中で思いついちゃった設定が大半なので、解説もわりとこじつけなんです。ゆるして()
では、なぜ魔族である勇者は、同族の魔族を殺せたのか?
理由は単純、神からの祝福を貰っていたから。
でも、なぜ神は自分の種族を殺せるような祝福を与えたのか?
それも実は答えが出ていて、「幾度となく自らを殺そうとしてくる使用人や同族に嫌気が差した」っていうのが正解です。
勇者は「神の同族を殺してしまい、怒りを買った」と思っていましたが、神からしてみれば、殺してくれるのは万々歳なので、「お前の部下を殺してしまい申し訳ない」と懺悔されても赦す気はなかったんです。
そもそも1話で「私の部下を殺したお前を許さないー」的なのを言っていましたが、ただの雰囲気作りです。
かみさまはせいかくわるいです。
まあ、神様も切羽詰まっていたので仕方ないんですけど()
勇者に腕が生えたのはどういうことなのか?
魔法です。魔力切れだと言ってからかなりの時間が経っているため、1つくらいは魔法が使えるようになったってだけです。
伸びきった爪っていうのはそう表現するしかなかっただけです。うそです語彙力なかっただけです。
勇者は今の人間の国を守りたかったのは真実です。
しかし、神が友人と知ってしまった時、勇者はその事を信じたくなかったんでしょう。
今までずっとついてきてた可愛い子が自分を認識しておらず、殺しにかかっているんですもん。
んでまあ、勇者は不器用なので、死が最大の謝罪だと思い、最期は自殺してしまうんですが……。
あ、ここまで書いて気がついたんですけど、なんで勇者は自殺出来たのか説明してませんでしたね。
まずこれを知る為には、少し説明が難しいですが魔族が同族殺しを出来ない範囲を知らなければなりません。
まず、同族殺しを出来ないようにしたのは、初代魔族の王です。
その時は自殺も出来ました。
2代目3代目と続き、結果、現在の魔王である「フェアルスト」の一つ前の王が、自殺を出来ないようにしました。
理由は「最愛の妻が自殺した為」
わからんこともないですが、それだけでルールを作るのはメンヘラっぽさを感じますね……?
まあ、こんなルールを作った王ですが、一つだけ抜け道を用意していました。
理由が「自らが辛くなったら自殺出来るように」という理由。国を担う一国の王として最低ですね?
そんな抜け道がどんな物かと言うと、「1度死にかけること」
なんでそんな変な理由にしたかというと、「妻の苦しみを自らも受けなければ報われない」と思っていたからです。やべーやつにもほどがある……()
勇者は既に1度死にかけているので、いつでも自殺できたってわけです。これは裏話みたいなものですね、本作品は忙しい間でも軽く読める程度にしたかったので、1000文字越えることはないように気をつけてました。
喪失かなりなげーじゃん!とかいわないで()
とにかく、当初の目的である「登場人物全員絶望の淵に陥れる」っていうのと、「不完全燃焼感を残して終わらせる」は完了しました。
冒頭でも言いましたが、事実上の最終回ですね。
続きは作りますが、神様にひたすら可哀想な事をし続けます。
大事なことなので2回言います。
かなり残酷になる思うので、嫌な人は喪失が最終話になります!!
ちなみに、ifストーリーも作る予定です。
勇者と魔王が仲良くなってみんなでほんわかする話。
私の想像ではこっちもあったかもしれないというより、そんな平和な世界が実際にあったという世界、どっちも本当でどっちも嘘という世界です。
なので、どっちが真実かは読者さん達本人に委ねます。
さいごに。
魔王の「フェアルスト」という名の意味
「喪失」という意味です。
ドイツ語で【Verlust】と書き、この言葉だけで魔王の今までを表しています。
全てを失った愚かな少女。
少女に残った物は命だけ。
少女は、自らの命までも廃棄(すて)に往く。
そんな物語が今……。