• SF
  • 異世界ファンタジー

絶望の王【感情】の解説(?)

どうも。作者だと言われてるらしいです。ぼくから。

まず、絶望の王を見ていただいてありがとうございます。

現時点(2021 6/7)最新話である【感情】のネタバレを含みますのでご注意下さい。

────────────────────────

……ということで、早速解説に移りたいと思います。
今回の話では、沢山お花の名前が出てきましたね。

ジニア ルリタマアザミ アネモネ マリーゴールド

この花を選んだ理由=タイトルの感情に入ってきます。

とはいえ、それぞれの花言葉をそのまま感情とストーリーに、しただけなので、そこまで凝ってはないんですけどね……()

まずは花言葉ですが……

ジニア→     不在の友を思う

ルリタマアザミ→ 傷付く心

アネモネ→    見捨てられた

マリーゴールド→ 絶望

と、なります。

これを軽くストーリーにすると……

────────────────────────
魔王は、とても仲の良い友が居ました。
その友は、魔王の優しく、皆に好かれるような性格を尊敬しており、魔王もまた、友の誰にも負けない力強さと行動の速さを尊敬していました。

しかし、友は嫌われていました。
誰よりも強い力を持つ代償だとでも煽るように、友には性格が足りませんでした。
悪い訳ではありません。友は空気が読めないのです。
しかし、中途半端に性格が良いからこそ、魔王と距離を取ってしまいました。

魔王から見れば、友は唯一の親友とも呼べる魔族でした。
もしも友のせいで皆から嫌われたとしても、絶対に離れるつもりはありませんでした。

魔王は友を見つけ、いつもの様に声をかけようとすると

「それ以上私に近付くな。」

と、冷たく一蹴されてしまいました。
それでも、魔王は諦めず近付きました。
しかし、そんな事情など知らぬ友は、魔王を殴ってしまいました。
力では友に勝てない魔王は、簡単に飛ばされ、気絶してしまいました。

魔王が目を覚ますと、さっきまで立っていた友の姿は見えませんでした。
大好きだった友に、尊敬をしていた友に見捨てられてしまいました。

でも、そんな事では魔王は諦めません。
この程度で諦めてしまったら、友に笑われてしまう。
いつか必ず来る、友とまた隣で笑いあう日々が。

そう信じていたのも束の間、訃報が届きました。

「友が人間に殺された。」

信じられませんでした。
友を殺せるほどの実力者など、人間にいるとは思っても居ませんでした。それに、魔族は同族殺しをできません。だから、魔族領では、友は死なないと思っていました。

もう一生友と話せない。楽しく話して終われなかった。
それだけが悔いでした。
魔王は、人間に復讐をしようと思いました。

友を殺した人間を、友がなぜ死んだのかを徹底的に調べあげました。

……自殺でした。
魔族は魔族の手では殺せません。
それは、自分自身でも例外ではありません。
人間は、友に依頼され殺されたそうです。
絶望しました。心だって痛いです。

でも、私は人間が好きです。
暖かい人間が大好きです。
でも何故でしょうか。



今は、そんな人間が憎くて憎くて堪らない。

────────────────────────

みたいな……()
細かくは書いていないので雑ですが……。
今回の話は、そんな魔王ちゃんの復讐劇みたいな物です。
魔王はこの後、人間に友について聞いて回りましたが、ほとんどの人が心底どうでもいいとなっていることに気がついてしまったんです。
そこで、魔王はこの人間共を滅ぼしてやると誓いました。
魔王が国ごと滅ぼした理由はそういう事ですね。
それと、魔王が泣いた理由は次回、魔王の口から出てくれると思います。たぶん。

……

終わりませんよ!!!
お花編は終わりましたが、まだ色がありますよ!!!

おまけ程度ですけど……()

意味がある色は、髪の
紫、赤、青
です。
おまけ程度なのでパパっとおわらせちゃいますが、人間の感情は色で分けられていたりします。

黄色→喜び

みたいな……

その髪色と感情をを当てはめると

紫→嫌悪
赤→怒り
青→悲しみ

になります。

紫の嫌悪は、明らかに人間に向けての嫌悪です。
赤を一旦飛ばして、青の悲しみは、当たり前ですが、友が死んだことに対してですね。ちなみに、友は強さ的に見ると今の魔王に手も足も出ません。

そして最後、飛ばした赤の怒りですが、実は人間に向けてではありません。自分に対してですね。
人間に対しては「呆れ」の感情のが近いです。
「なぜあそこで友を止めなかった?」「なぜ私は弱かった?」と、様々な思いが溢れており、それに対しての怒りと捉えてくれると……。

────────────────────────

これで解説は以上です!
魔王は悲劇のヒロイン。勇者は悲劇のヒーロー。
形はどうであれ、境遇は似ています。いずれ、この2人が仲良く会話している所を書きたいですね……(*´ω`*)

長文失礼しました!ではまた!

1件のコメント

  • とても良かったです!!楽しみにしてますね!!
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する