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メフィスト賞を終えて

ども、国見です。
近況ノートを使う初めての記事が他社の公募の話ですが、私事を載せる場であるという前提で、どうかご了承をば。

まずは、応募された皆さま、お疲れ様でした。
最後の最後でちょっとガックシ来ましたが、まあそれは置いといて。

初めてのメフィスト挑戦、初めての公募挑戦を振り返っていきたいと思います。

1:時期
昨今のコロナ渦において、今色々な分野で改革が求められています。
それは(恐らく)出版の分野にも影響をおよぼし、当方らが応募したメフィスト賞を掲げる講談社さんもその波をもろに受けていることと思います。
そんな中で専用サイトからtreeへと媒体を移し、さらに応募方法もwebのみに絞るなど、社内では多くの変化がもたらされたことでしょう。
本日公開された座談会でも人の入れ替わりが書かれている(というか大半が人事異動や新人紹介だったのでは?)のを見る限り、まともな審査時間があったのだろうか、と疑問が残る次第です。

2:締め切り
あまり記事をよく読んでいなかった当方も悪いのですが、tree移行後に締め切りに変化がありました。毎月締めの二十日受付発表、四カ月ごとの座談会講評だったのがほぼ半年間ぶんの作品のチャージ。そして五月発表(結局六月……)
それに加えて、メフィストへ応募する人の増加。
コロナのせいでやることがなくなって、それならいっそ思い出作りも兼ねた作品応募するか―っていう人が、予想以上にいたのかもしれません(当方も似たような動機でしたが)。

3:戦略
今回、当方のジャンルはファンタジーでした。
供養というか、結局タイトルすら座談会に上がらなかったので変ですけど、ここに全編掲載しようと思っています。なぁに、メフィストでかすりもしなかったんだ。多少の文句は覚悟の上よ(文句を書いてとは言っていない(感想はほしい))。
ツイッターにも載せたけど、ただの作者の自己満足解放小説よりも、商材として売れる作品を書いて送るほうがいいのは万も承知のはず。
でも、作者は「この小説は絶対面白い!」って書いて送っているから仕方がない。始末も悪い。
今回座談会にタイトルが一つも上がらなかったのは、ひとえにそういった「自慰小説」が非常に多かったのが理由ではないかな、と推測。でないとあんなにタイトルが湧く理由がない。全部が、とは言わないでも、当方を含めて半数くらいはそんな内容が多くあったのではないかな?


という点を踏まえて。


A:座談会を読み終えて
最初に書いた通り、当方はメフィストはもちろん、小説の公募に参加したのは初めてです。
きっかけはリアルの友人に誘われたことですが、公募に参加しようと言い出したのは当方からでした。友人はただ本を発刊したいという始まりだったのですが、年齢的にただの同人活動に力を注ぐには熱が入らないから、本を出すなら出版社に出してもらえ! ならメフィストが手っ取り早い! な始まり。
締め切りもなく、コンスタントに批評も入るなら目標にしやすかろう、という目論見もありました。

しかし、実際に応募する前後によくよく見れば。
昨年の9月以降から座談会の記載が入らず、年内上期締め切りが目の前。
急いで推敲を終えて応募。
翌月二十日見てみればなんとまあ、タイトルの多いこと多いこと(確か、同名タイトルが四セットほどあったような)。
みんな考えることは同じだね、と。
それが終わって、三月、四月、五月。
三カ月が過ぎました。
確かに、かなりの本数があったと思います。
word文書ファイルでの応募があったくらいですから、相当な労力もあったと伺えます。(拡張子ではねてもよかったのでは……)
ただ、それにしては「あっさり」
むしろ「さっぱり」

普段の座談会を存じませんが、これほど作品に触れないものなのか、と逆に受け入れてしまいました。

確かに、当方の内容では西尾維新先生や森博嗣先生にはほど遠い内容だったと(今では)思いますが、それならせめて「こいつの作品は読むに値しない」くらいの話があってもよかった。「みんなまあまあ良かったんですが、売るとなると……」なんて、玉虫色の評価はいらんのですよ。


B:商材として
さらに、後々で流れてきたツイートに「メフィストは生まれ変わります!」とありました。
推測ですが、この半年ため込んだメフィスト応募作品の中からリニューアルの大目玉に新人を据えたかったのではないか、と思いました。それならその準備期間に半年(下手したら一年単位で)かかったのも頷けますし。

なにより、タイミングが……

紙から電子へ変わろうというタイミングで、あわよくば強力な新人を連れて、という目論見だったとするなら、広い期間とこの結果は、まあ、既定路線だったのではないでしょうか。
それだけのレベルの高さを求められているなら、恐らく今後は応募が減るのではないでしょうか。なんせ、デビュー前作家発掘が売りなハズですし。


C:今後の応募
先にも触れましたが、リアル友人もメフィストへの応募作を執筆中です。
当方は落ちました。恐らく、メフィストへ再挑戦はしないでしょう。
メフィストも、当分はあのスタイルが変わらないと思います。これはもう、あの新人賞の看板が簡単な作家を輩出できないほどのハードルまで上がってしまっているからでしょう。
が、彼を止めるつもりはありません。ですが、恐らくは……

ただ、今当方がこうしてカクヨムに寄稿しているという数奇な出会いがあり、ここから始まる作家の道もまた面白そうだな、と最近思うようになっております。
なんとなくですが。

未完の作品もありますので、ひとまずそれを終えてから、後々の作品を考えようと思います。



2021/6/1 国見 紀行

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