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【ライトレールは妖怪がお好き】第十六話投稿しました


 大川採掘場跡まで来たのはいいものの、透と雨京は坑道のどこに香澄がいるか分からなかった。途方に暮れていると、どこからともなく一人の子供が目の前に現れる。その子供は膝上ほどの大きさしかなく、よく見ると背景が透けてみえる。

「久しぶりだね」

 百々目鬼と透が見つめ合う。二人は雨京がいないかのように振る舞い、透が百々目鬼に声をかけ続ける。

「……」

 やり取りの間に入るのは野暮であると黙っていた雨京ではあったが三十分程の後に痺れをきらせ透に声をかける。

「ひょっとして、百々目鬼か?」


【ライトレールは妖怪がお好き】第十六話投稿しました。宜しければご覧になって下さい。

https://kakuyomu.jp/works/16817330659140837979/episodes/16817330659143558629

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