最近、あまり夜に眠れない。布団に入っても意識を手放すことに抵抗感を覚えてしまう。なぜだろう。
天井を見上げながら「いつになったら楽になれるんだろう」とぼんやり恨みながら夜を明かした十代の時期を思い出す。
短期間ではあるものの、就職と一人暮らしを経験したことで、次の段階へとステージが変わったのを感じる反面、もう勘弁してほしいという思いも強く、気が滅入る日々を送っている。
午前4時の雰囲気が好きだ。あたりが暗い中で鳥たちが鳴き始め、トラックの音が聞こえ始める時間帯。静かに眠っていた社会がゆっくりと起きていくような、夜と朝のはざまの時間。
温かい飲み物でもいれようかな。