『僕は雪女に会ったのだろうか』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888002943【@hiro1969 様】
不思議な経験。それは言葉では上手く表現できないけれど、思い出として妙にへばりついますよね。
特に子どものころは、まだまだヒーローや魔法を本気で信じていましたから。もちろんお化けも。
物語は回想に近い展開で始まります。
舞台は冬山のスキー場。家族の恒例行事として主人公も行くのですが、高熱のせいで部屋から動くことができません。
はてな?
不思議なことに、そういう時こそ変なものを見やすのです。熱のせいなのか、寒さのせいなのか。
どちらにせよ、主人公は少年時代に雪山でこの世の者ならざるものと出会い、そして現代では……。
ホラーは夏だけではありません。
冬という、寒くて世間の色が褪せた退廃的な雰囲気だからこそ、この作品の怖さは光っているのだと思います。
最後は想像次第。
皆様も、寒い冬のこの時期だからこそ、お読みになってはいかがですか。
にぎた