可燃性

『先生』と秘密の関係を持つ少女七葉(ななは)。突然会えなくなると告げられて傷心の彼女は友人の鈴香(すずか)から『桜雲館(おううんかん)の紅姫(べにひめ)』の噂を耳にする。 話半分…

俺がひとり、幸福だった。

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――精霊の見る夢を、ひとは<異世界>と呼んでいる。 かつて神々が創造した魔女がいた。 魔女は偉大だったが、色狂いで、強欲だった。 だから彼女は精霊たちの<宝物>を奪った。 奪わ…

性癖：常に口元にたのしそうな笑みを浮かべている男 性癖：からかい甲斐のある可愛い男 性癖：なんかそういう関係っぽいけど別に付き合ってはない あなたの周りに両想いなのに、全然くっ…

性癖：黒髪長髪男子 性癖：ふだん溌剌としていてそんな部分なさそうなのに、実は内側に自分しか知らないどろどろした独占欲を抱いている子 一生教えてやんない。 これは俺だけのモンだか…

その物書きは、

性癖:相手が死ぬ直前になって、今の今まで蓋をしていた自分の気持ちに気付いて後悔する 全ての終わりに、笑ったのは。 ※第四回性癖小説選手権参加作品です。

性癖：特殊性癖持ちにどろどろに溶かされている癖に最初から最後までずっと強情/愛憎が渦巻すぎて逆に深い愛情になっている二人 「絆の語源を知っていて？」 「ああ、知っているよ――ま…

性癖：革手袋を口で咥えて外〝させる〟/普段はやさしいふりをしている獣に従順な恋人/常に手袋をしていて行為の時だけ外す 彼の目に宿る激情の名は『愛情』か『執着』か。 ※第四回性…

自分が書きたいものを書き続けるって、素敵だけど難しいですよね。 ※この作品は共作(猫茶とすか・霜月遠一)です。 ※この作品は決して現実の何かを揶揄するものではありませ…

筆は作家の魂だと誰かが言った。 だから、彼は筆を折ることにした。 ※この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

見えるところに置いた以上、どうしようもなくそれを気になって仕方がない。 でも、あからさまに媚びるのもつらい。 卑屈になって、なって、なり続けた結果が呪いなのかもわかりません。 …