皆様こんばんは。
カクヨムに参入して間もなくから交流させて頂いている田鶴さんが、「迷える子羊の読書録」で、「マルベリーの木の下で、あなたはわたしの全てを奪う」を紹介して下さいました。ありがとうございます!
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/16818093085473059166/commentsその内容についていくつかコメントさせて頂きたいことがあるので、今回、近況ノートという形を取らせて頂いています。
①田鶴さんとの交流について
田鶴さんと直接やり取りをさせて頂くきっかけになったのは、作中にもあるように、田鶴さんの自主企画です。私は当時、なろう(ムーンライトノベルズ)からカクヨムに移ってきたばかりで右も左も分からないまま参加させて頂いたのですが、そこでなんと田鶴さんがムーンライトノベルズで既に私の作品(導く者に祝福を、照らす者には口づけを)を読んで下さっていたというのです!
これは本当に嬉しかったです。というのもムーンライトノベルズはカクヨムほど書き手同士の交流が活発でなく、私も作品を投稿してはみたもの手応えの無さにいささか凹んでいたからです。でも実際に読んでくれる方がいたんだ、そう実感できたのがとても励みになりました。それで一気に親近感が湧いて、現在に至ります。本当にご縁と言うのは不思議なものです。
②シリーズものについて
実は「導く者」と「マルベリー」(どちらも長いので略します)をシリーズ化したのは、田鶴さんの創作活動に影響を受けたからなのです。
①からの続きで、当然私も田鶴さんの作品を読みにお邪魔しました。そこで私は少なからず驚きました。
えーちょっと待って、この方、すごく沢山の作品を連作したりスピンオフを書かれてシリーズ化してる……何これカッコいい! 私もやるやる!
そう思ったのがきっかけです。はい、ミーハーです。……だって衝撃だったんだもの。そうか、こういうやり方もあるのか!って。
ですからあの時田鶴さんと知り合えていなければ、「大陸の恋シリーズ」は生まれていなかったかもしれません。その点でも、何か感じるものがあったのだなあと不思議に思っています。
③ヒストリカルロマンスについて
何を隠そう、私は自分の興味のスコープがとても狭い人間です。
web小説を書き始めた時から、ヒストリカルロマンス一本です。というか、他のものは書けません。断言できます。
ただ、昨今の異世界恋愛のジャンルではヒストリカルロマンスの立ち位置は微妙です。
これはある意味、当然かもしれません。「異世界」ですから、魔法や精霊の加護や転生といった要素が盛り込まれているほうが躍動感溢れる作品になることは間違いないでしょう。でも私はそういう作品は書けないのです。
なぜでしょうか?
それはつまり、自分で何を書いているのか分からなくなってしまうからです!
要は頭が固いのですよね。
どう考えても書いているうちに収拾がつかなくなってしまうのが容易に想像できるので、もうここは私は手をつけないことにしました。なのでこれからもマイナーかもしれませんが、生々しいヒストリカルロマンスを極めたいと思っています。
でも少ないながらもこだわりのヒストリカルロマンスを発表されている書き手さんも確実にいらっしゃいます。田鶴さんもそのうちのお一人です。田鶴さんの作品は時代背景や史実の面で私にも共有できる部分が多く、作品に入り込みやすいのです。そしてキャラクターの立ちっぷりの見事なこと! やられっぱなしではないドアマットヒロイン(←ここ大事です)や、頭はキレるのに好色すぎて困り者の貴族の若様、どちらを書いても右に出る人はいません。いつも「ほうほう」と感嘆しながら読ませて頂いています。私はえっちなシーンを書こうとするとどうしても自分で自分に恥ずかしがってツッコミを入れてしまうので、まだまだなんですよね……いい大人なのにね……。
おっと、いつの間にかこんなに長くなってしまっておりました。今回はここまでにいたしましょう。
まだまだ他にも伝えたいことがありますので、次の近況ノートで更に語らせて頂こうと思います。もう少しだけお付き合い下さい!
碓氷シモンでした。