• 詩・童話・その他
  • エッセイ・ノンフィクション

『深緑の花婿』後日談

 没ネタ……と言うか、もし自分が60,000字(?)以上の長い作品を書けたなら登場させたかったサブキャラの、花媛(14歳)が出てくる話です。
 ちなみに、皇太子である篤比古の許嫁である花媛は、小悪魔系のオマセさんのようなイメージです! 彼女には、建比古とコノハの仲を引っかき回して欲しかった〜(笑) てっ、おいおい……と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、ラブラブな場面を書いている途中で恥ずかしさに耐えられなくなって、笑いを誘う話を入れて、自分の気持ちを落ち着かせたい時がありまして(^_^;)

 セルフレイティングまで付けなくていいとは思いますが、R15(コメディ?)かもしれない内容です。
 あと、篤比古が珍しく注意する立場になっています。


【ほぼ台詞だけの小話 ↓】

〈皇宮の廊下で〉
花媛:「……あっ!! はじめまして、コノハ様♪ 私は花媛と申します。これから宜しくお願いしますねっ」
(満面の笑顔でコノハに駆け寄る)

コノハ:「花媛様、はじめまして! こちらこそ、よろしくお願いいたします」
(大人っぽい美人さんだな〜と思いつつ、丁寧にお辞儀をする)

花媛:「ああっ、そーいえばっ!! お子さんの予定は近いのかしら?」

コノハ:「えっ、あ……。……ちょ―――」
(子どものことは、まだまだ全然考えていなかった様子)

[許嫁のセクハラ発言を耳にした上、混乱して顔を真っ赤にしてフリーズしてしまったコノハを見かけたので、偶然通りかかった篤比古がやって来ました]

篤比古:「ハナ……。年上の人をからかうのは駄目だよ。コノハさん、すっごく困っているし、そんな繊細なことを無神経に聞くのは良くないっ」

花媛:「やあぁ〜ん♡ コノハ様ったら初心だし、顔が林檎みたいに赤くなってるから、とっても可愛い〜♫」
(からかってはいるけど、馬鹿にしている訳では無い素直な気持ち)

篤比古:「おいっ、人の話をちゃんと聞けって!!」

花媛:「何よっ、篤比古!! 別にいーじゃない、悪いことじゃないし!
 てかっ……、建比古お兄様っ、もったいぶり過ぎね。こ〜んな魅力的な女性なのに、なかなか『手を出さない』なんてっ!! なんなら、私が襲いたぁ〜い
ぃぃぃ〜」
(コノハの片腕に抱きつく。花媛は、ピュアなコノハに好感を持っているようです)

篤比古:「急に何を言い出すんだよ、お前は……。兄さんはコノハさんのこと、ものすご〜く大切にしてるだけ!! だいたいっ、兄さんとコノハさんは長い間恋人同士だった訳じゃないし、出逢ってから一年ちょっとしか経ってないし、ソレ以前に僕らみたいに世継ぎのことを気にしなくていーんだから、子ども云々は兄さんたちの歩調に任せればいーんだよっ!
 全く……。分かったか、もう茶々入れるなよ??」

コノハ:「アノ……。ワタシ、チョット厠ニ行ッテ来テモ良いデショウカ……?」

[コノハが厠に行く直前、花媛は両手をコノハから離して、爽やかな笑顔で去っていきました]

花媛:「コノハ様〜。また、お会いしましょ♡」

篤比古:「アイツ……。多分反省していないな、ハア……。僕の許嫁がご迷惑をおかけして、ホントごめんなさいっ。あっ……、厠どうぞ!」

[コノハが厠に行った後、やっと騒動(?)が終わりましたとさ。……おしまい]


 ……なぜか長くなってしまいましたね(^▽^;) 『ハンゲツ王国ものがたり』の話に続いて際どい内容になり、失礼いたしました(多汗)
 そして、アホみたいな下りに付き合って頂き、ありがとうございましたm(_ _)m


 あっ。GWに入りましたが、前半は特に予定が無いので、ひとまず(途中まで書いた分の)新しい中編ファンタジーのバックアップだけ、余裕を持って進めてました(^_^) もし仕事の疲れがあまり無かったから、GWの後半にはどこかの神社とかに行きたいですね!
 下の写真は、(最近は温かくなってきたからか)大好きなチップお姉ちゃんにくっつかず、めずらしく一匹でまったりしている、黒猫のくりちゃんです(*^^*)

2件のコメント

  • くりちゃん!そういう目つきかわいい!大好きです。
    立菓さま!わたしの一番地味で読まれていない作品「始まりの歌」を読んで下さり☆まで…。本当にありがとうございます。読まれなくても評価が低くても、自分では好きな一編です。ほんとうにうれしいです。ありがとうございました。
  •  @aono-haiji様。
     くりちゃんの写真を見てくださって、本当にありがとうございますっ(*^^*)

     猫って、なかなか目を合わせてくれないですよね〜(笑) けど、そーいうところが可愛いですね♪
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する