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「グリ魔」第十三章の小話 その1

第十三章が始まりました。
推敲を進めていますが、25話くらいになるんじゃないかと予定しています。
あと区分け自体は適当にしているんですが、「Ⅲ.」は起承転結の”転”辺りな感じです。多分。

◇シェリーの諸事情の誤差
https://kakuyomu.jp/works/16817139556036362089/episodes/16817330649636995379

シェリーの事情について、実はリーファの考察に誤差が生じています。

城からの脱走当時シェリーは24歳で、アロイスは1歳、アラン(19歳)は兵士として地方に行っており、ヘルムート(25歳)は城で役人をしてましたが未婚の状態です。
ヘルムートもアランもこの時は王子の身分ではなかったので、シェリーは第一王子ゲーアノートに女性を宛がう手伝い位しか出来なかった、という事です。

リーファが得ている情報から正しい時系列を辿る事は難しく、「先王との会話を機に脱走を諦めた」という意味自体は通るので、誤解させたままにしてあります。

あと、シェリーが脱走を諦めた理由はもう一つあります。
リーファに聞かせられない事情が含まれているからで、アランは珍しく空気を呼んで言葉を濁しています。

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