最近、あまり見かけなくなったアーミースタイルの拙作『 機械仕掛けの虚像 』ですが、じっくりとお読み頂いている方が出現。
その方のご希望に沿い、原作となった自作漫画( 小賞を受賞 )の原画を数枚、公開させて頂きます。
制作は35年以上前ですので、キャラクターの書き方など、『 当時 』っぽいモノがあります。 悪しからず……
画像は、冒頭の1ページ目。
コピーは、小説版の冒頭と同じです。
メカっぽい装甲車( 遺棄車両 )の表現は、当時の審査員、手塚治虫 先生からも高評を頂く事が出来ました。
1ページを使ったコマ落とし( 枠線が無い事 )で、1コマ・1コピーのみで、過去にあった大戦の存在と、現在は終戦している経緯を表してみたのですが、手塚治虫 先生からは、「 その技法に、センスを見出せる 」と、身に余るお言葉を頂きました。 もう、これだけで私、感無量でした……
多角形で構成された装甲車は、W2ドイツ軍の車両を参考に設定。
1コマだけですので、後部などは構図的に書かれる事は無かったのですが、設定では、側面図から平面図・人物対比図、架台シャーシ部分まで設定しました。( ほぼ、マニアの世界 )
架装しているのは50ミリの擲弾砲ですが、砲身は欠損している設定。
描いている時は楽しく、夢中。 気が付けば、夜明けでした……