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『 4429F 』、再編集が終了。

直そうと思えば、表現・語句から構成に至るまで、それは限りなく出て来るモノですね……
まあ、『 当時 』の足跡を残す意味も含め、章を増やすような、あまりに大規模な校正は避けました。 毎度ながら稚拙な文章力ですが、何とか終了です。

漫画『 4429F 』が完成した時、主人公である『 友美 』の最期に触れ、故 手塚治虫先生が、秋田書店の編集室でおっしゃいました。
「 彼女を通して、命の大切さを訴える展開も、面白いかもしれないね 」
『 生きる 』と言う大いなるテーマを、非常に敬愛されていた先生ならではの着眼だったと、今、感じます。

最初から、おぼろげながらもあった物語の展開の続きは、先生の一言で、『 4429F続編構想 』としてスタートしたのですが… 何せ、創作する時間がありませんでした。
当時、私は、駆け出しのグラフィックデザイナーで、帰宅はいつも深夜。 夜食を済ませ、フロに入ったら、もう3時過ぎです。
体力・精神力がある時は、それから夜明けまで創作していました。 …まあ、漫画での創作でしたけどね。(笑)

やがて、仕事の忙しさに忙殺され、漫画制作( この頃は、手塚先生の助言もあり、プロにはならず、趣味としての制作 )は、休止。
そのまま、15年程の月日が流れました……

そして、次に目覚めたのが『 小説 』です。
「 小説なら、コマ割りも要らないし、ペン入れも要らない! 消しゴムも、掛けなくて良いぞ…! 」

…いや~、全く持って、単純な発想ですね。 非常に、軽薄でもあります。 明らかに、小説創作をナメてますね。

しかし、文章構成力・描写センスを除けば、ハード面では、その通りなのです。 ついでに、何度でも直せる( PC制作だから )。
かくして、私の小説創作は始まったのです。

故 手塚治虫先生から得た、創作のヒント……
小説版『 4429F 』は、続編こそが、本当に描きたかった世界観を持つ予定です。
早ければ、初夏を迎える頃、掲載出来るかと思いますので、宜しければ、お付き合い下さいね…!

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