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七夕の夜

馴染みのスーパーマーケットに七夕の笹を見つけて、近寄るとたわわに鳴る願い事の短冊。
立ち止まって何点か読んでみると、子供らしい屈託のない願いや、家族や恋人を想った切実な祈りなど、本当に多様な彩りに溢れていて、気持ちが和みました。
ごく自然に、笹の真下にしつらえられたテーブルに近づいて、サインペンと短冊を手に取った僕は、迷いなく一つの願い事をしたためます。
今日は快晴でした。
天の川の水もさぞかし澄んでいたはず。
天まで届け。
そう願いながら。

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