天気が良くて、空には雲が浮いています。
あー、あんなにもふわふわして、綿菓子みたいに美味しそうで、上に乗って遊んでみたいなぁ。
子供の頃なら間違いなくそんな空想に浸っていたはず。
いつか本当にあの上で過ごしてみたいだなんて、自分にも純粋な時期があったものだと思います。
現代社会にまみれた今なら、あれは水蒸気の塊を遠くから眺めるから形があるように見えているだけで、近づいたら霧があるだけだし、ましてやそれが食べられるはずもなく、トランポリンよろしく乗って遊べるはずもなくて・・。
あー、いやだ。
でも、今はあの雲を見上げて、暮らしが穏やかで幸せだなーって思ったり、つつじ畑の風景と合ってて綺麗だと思えたり、子供の頃には描けなかった感情を胸に灯すことができるので、捉え方こそ変わりましたけれど、それでいいのかもしれません。