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50話到達を迎えて――変わったこと/これから変わること

こんばんは。なんか久しぶりな感じです。
最近はバイトを辞めて時間ができたものの、私用や家の用事も多くなった(新しいバイトも探さなきゃ)ので、執筆以外の活動はほとんどお休みしていました。

さて、一昨日のことですが、とうとう『宝永の乱』の50話目が書き上がりました。
第一部完結までにはまだ10話残っていますが、当初の予定では50話で第一部を終える予定でした。一応は一区切りです。
執筆を始めてから三年。だいぶ掛かってしまいましたね。
書き慣れればペースが上がるものだと思っていましたが、私の場合は落ちました笑

でも、初めての執筆でいきなりの長編ですから、試行錯誤で時間を食ってしまうのは仕方のないことかもしれません。
今年に入ってから、ようやく成果が見えてきました。
書き始めた頃……というか、かなり長い間、「読者を飽きさせないために語尾や文章に変化をつける」というのをかなり意識していて、設定を掘り下げることにあまり時間を割いていませんでした。
大まかなプロットを、それっぽい文章で繋げて書いているだけ。ストーリー・世界観重視なのにこれではもったいないです。

今年辺りからは、「舞台設定をより掘り下げる」ことに時間を割くようになりました。これは親の紹介で知り合った方の助言がきっかけです(受け止めるまでにかなりの時間を要しましたが)。ストーリーに直接関係のない設定でも、読者にとっては物語の世界に深く入っていくための大事な情報なのだと気付かされました。

以前、書き出す前に一度脚本にしてみるという書き方に変えたのは、正解だったと思います。
私が好きなのは字を書くことではなく、ストーリー・設定を練ることです。前にも言いましたが、作文は大の苦手でしたから(なぜか読むのは好き)。
なので執筆意欲が湧かない時は無理やり書くのではなく、とりあえずストーリーを練るようにしています(脚本を細かくしていく)。いい脚本ができれば、自然と書きたくなります(読みたいから書く――みたいな)。
これが今の書き方です。ペースはいまいちですが、意外と安定しています。

しかし、これだけ書き方が変わると、綿密に脚本を練った5話まではともかく、二章・三章を書き直したくなりますね……
第一部が完結したら、一話の長さを半分(内容的には週刊漫画の一話分相当?)にして「小説家になろう」に投稿するつもりなので、その時に考えてみようと思います。

第一部が完結するだけでもいろいろと出来ることが増えるので、楽しみです。

2件のコメント

  • 50話到達、おめでとうございます。
    そして、第一部の完成もあと少しですね。こちらも、おめでとうございます。

    「舞台設定をより掘り下げる」ですか。
    「舞台設定」に含まれるのかどうか分かりませんが、登場人物の多い作品なので、ひとりひとりをしっかりと覚えてもらうためにも、その人が「信念」を持つことになった過去のエピソードなんかは、とても良いのではないかと思います。
    『第45話:記憶の化身』のようなエピソードです。

    「小説家になろう」は、どうなんでしょう……。
    2011年くらいから登録していて、途中、数年間、ほぼ出入りしていなかった時期があるのですが、昔に比べて明らかに、「私にとっては場違い」な感じがします。
    よく言われていますが、読まれる作品の傾向に、かなり偏りがあるのは感じます。
    カクヨムでの人気作品が、なろうではほぼ読まれていないのもザラにあります。
    タイトルを変更しただけで、PVが10倍くらい(?)に膨れ上がった作品も知っているので、工夫次第で随分変わるサイト、という気がします。
  • 月ノ瀬さん、お世話になっております。
    設定を掘り下げることももちろんですが、最初に月ノ瀬さんと出会ったあの企画とその後のコメントで「読者にちゃんと伝わっているか」「書きたかったものはなにか」を見つめ直す機会ができたのも、大きな転換点となりました。
    二・三章は軍記物に傾いていて、あまり個人に焦点を当てられていなかったように感じます。リメイク後もまだ改善しきれていないような……
    あと、ネタ切れが怖くて「出し惜しみ」していた面もあるかと思います。今あるアイデアに固執してしまうのは、発想の妨げになると思うので、これからはどんどん出していきたいです。

    舞台設定は、登場人物の過去のエピソードももちろん含まれます。執筆中の第五章はそれがてんこ盛りになっています。といっても、ほとんどは新しく掘り下げた部分ではなく、第二部に回そうと思っていたまさに「出し惜しみ」の部分です。
    助言してくれた方に指摘されたのは、その時代・地域の文化だったり、風土だったり、曰く「そこで生きた人間の肌感覚」のようなものでした。
    プロットの段階で設定には凝っていたので、言われなくてもと思っていましたが、今では脚本化する時にもう一段階掘り下げることだと捉えています。
    風土とかはあまり得意ではないので、人物設定だったり、歴史上の逸話をモチーフにした小話なんかで勝負するのもアリかと思います。

    「小説家になろう」は、いわゆる「なろう系」が多いのでとっつきにくいですが、やはり規模は捨てがたいです。
    この前書籍化した「カルマの塔」(フォロー見れば分かるので、言ってしまいます)はタイトルも内容も「なろう系」ではないにもかかわらず、大成功していて、私もカクヨムで活動する前はよく読んでいました。書籍化したのはカクヨムですが
    一か八かではありますが、第一部を完結させて初めてできる工夫があるので、試してみようと思います。
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