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最近の執筆スタイル

昨日また一つのエピソードを書き終えたので、今日は息抜きついでに久しぶりの近況ノートを書いてみます。

最近、執筆スタイルに大きな変化が二つありました。
一つ目は、他の小説を見ずに書けるようになったことです。
もちろん丸々文章を真似していたわけではないのですが、間の取り方だったり、雰囲気の出し方、書き出しをどうするかで悩んだ時、今までは手元に参考になる小説がないと不安で筆が進まないことが多かったのです。
でも最近は全くそれがありません。
多分、見ながらの方が高いクオリティで書けるとは思うのですが、一方で自分が書いた文章じゃないような気がして、続きを書く時に「いい文章で書かないと」というプレッシャーがかかっていたんだと思います。
最近は背伸びし過ぎず、自分の言葉で書けているように感じます。ひょっとしたら文章のクオリティは落ちているかもしれませんが。

二つ目は、まだ試している段階ではありますが、「あらすじから書き起こす」方法です。
執筆速度を上げる方法として、よく「脚本を書いてから小説にする」というものが紹介されますが、自分には全く効果がありませんでした。
それができたら苦労しないんですよね……
いろいろアレンジして試しましたが、余計に手間が掛かってむしろ逆効果でした。
それで、なぜ「あらすじから書く」方法に行き着いたのかというと……
発想のきっかけは、この間締め切りになった「ジャンププラス原作大賞」です。
読切版のあらすじがまだ無かったので、新しく書いたのですが、「あれ? 文章書くの苦手とか言ってる割にあらすじ書くの早くない?」と思ってしまいました笑
そして、小説以外の文章なら、今ではそれほど苦もなく書けていることに気付きました。
Twitterにブログ、ゲームのチャット、YouTubeやネットニュースのコメント――長文でも呟きでも普通に書けてるし、難しい話でもちゃんと伝わってる……
なんで小説だけ?笑
それから、以前応募した新人賞の寸評で「俯瞰的な描写は見事だが、細かい描写はもう少し…」との評価をいただいたことがあったので、やっぱり脚本レベルの細かいものから書くやり方は合わないんじゃないかと思いました。
あらすじ的に書いて流れを把握してから、掘り下げるべきところは掘り下げて、飛ばして良いところは飛ばす。これを部分ごとに繰り返すやり方を、今試しています。
細かい描写をもっと……というアドバイスに逆行するようですが、掘り下げる部分を絞ることである程度改善されればなと(でも自分的にそこは重視していないので、多少犠牲になっても気にしません)。
一つ目の変化も、この新しい執筆方法が影響しているのかもしれません。あらすじなら「小説っぽく書かなきゃ」と気負わず自分の言葉で書けますし。

あとはゲーム時間のコントロールさえできれば、執筆速度を取り戻せそうな気がします。
当たり前だけど、やるべきことは先にやる。そしたら寝る前にゲームすることになっちゃうけど、もう仕方ないですね。

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