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自主企画 グループ発表(全13作品)

※要項では14日からが正式な読み合い期間となっていますので、それ以降は全員がグループ分けに同意したとみなして読み合いを始めて下さい。自分から進んで声を掛けましょう!
27日までに2件以上の評価、寸評が得られなかった場合は、主催者が代わりに相手となります。遠慮なくお声掛け下さい。


皆様、今回はご参加いただきありがとうございます!
一応参加締切が昨日までということで、さっそく現段階の参加者でグループ分けをしてみました。ご確認ください。以下の内容に全て同意する方はコメントを残してください。出欠確認も兼ねています。コメントを残した方からイベントスタートとなります。
今回は企画要項から外れた作品も多数ありましたが、せっかくなので参加可能としております。3万字を超える作品で参加される方は、必読範囲を3万字以内で指定しなければ、読まれる範囲が読み手の自由となってしまいますのでご注意ください。ここの出席コメントと同時に範囲を書き込むことも可能です。

最後に、企画要項をまだしっかり読んでいない方は企画ページにて確認してください。
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054884615898
グループ内全員の作品をすべて(3万字を超える作品は必読範囲)読み、規定の書式に従って評価を書き込みましょう。期限は12/27までです。
それでは!

↓以下グループ発表↓

◎……出席コメント済
【新グループ】途中参加+α
◎宮明寺勝大様『翡翠の一角獣1ドラゴンと女神の剣』
 ※3万字超え。必読範囲指定無し。
 ※複数応募のため2グループに分割。
ベル様『光剣使いの剣聖譚』
絵山イオン様『アソガラル』

【Aグループ】シリアス・純文学系①
◎ナマオ(主催者)『HOUFUN~宝永の乱~』
 ※必読範囲“冒頭~第5話”
◎月ノ瀬静流様『di;vine+sin;fonia~デヴァイン・シンフォニア~』
 ※必読範囲“冒頭~3.桜花の懐抱―2”
 ※評価はお手柔らかに。
◎水原鍵子様『ミラーボールと星空――死神役の初仕事』
 ※必読範囲“冒頭~三日目「重い想い」(舞台裏)”

【Bグループ】シリアス・純文学系②
坂崎高々様『ギャンブラーは笑う』
◎宮明寺勝大様『翡翠の一角獣2大蛇の血脈』
 ※3万字超え。必読範囲指定無し。
 ※複数応募のため2グループに分割。
◎曲屋狂水様『狩るかかられるか』

【Cグループ】異世界転生・勇者系
◎富小路とみころ様『【スライム婚】突然ですが私、スライムと結婚します』
◎黒泉杏哉様『異世界に転生されけだるげな勇者になった』
@nagikazesuzu様『異世界でニートって許されますか?』
みぼり様『ジャスト ミスマッチ』
 ※3万字超え。必読範囲指定無し。

13件のコメント

  • コメントが来ない方は私が直接声を掛けます。
  •  グループ分け、どうもありがとうございます。
     締切に遅れないよう、頑張ります。

     質問です。(前のページに書くべきかとも思ったのですが、他の方々のご意見もありましたら、と思いまして、ここに書かせてください)
     評価は、点数と寸評のみなのでしょうか。
     読んでいたときに、気になった点を述べるのはありでしょうか、なしでしょうか。

     誤字脱字ならば、作者も嫌ではないと思います。
     しかし、「ここは分かりにくかった」「こうであるべきではないか?」といった指摘は、作者にとって役に立つものなら企画目的の「実力UP」に該当しますが、作者からしてみればただのクレームであった場合には企画目的の「モチベーションUP」の逆の効果となります。

    (実は、ナマオさんの作品はの寸評に添えようと思って、ちょっとメモを取っていたのです。そしたら、随分と細かいクレームのようなものになってしまったのです。(しかも長い)。
     企画要項には、「感想」や「指摘」を書いていいとは書いてなくて、「点数と寸評」と書いてあるんですよね。しかも、私自身はお手柔らかに、と言っているという、矛盾した状態です)

     いろいろとすみません。
     よろしくお願いします。
  • 月ノ瀬静流様

    評価はこちらで指定したものが含まれていれば、他の事を書くのも可能です。作者側から指定外の方法で評価して欲しいという要望があった場合も、なるべくそれに合わせていく方針です。
    私の希望は企画要項そのままで、辛口も受け付けます。指摘されるような点があると聞けばなおさら聞かぬわけには参りません。ぜひお願いします!
  • ナマオさん
     お返事ありがとうございます。
     指摘といいますか、作者ではない「とある一読者の私」が、初めて読んだ場合に、こう読み取れることがありましたよ、とそんな感じのことです。すべてを知っている作者には気づきにくいことかな、と思うようなことです。けれども、私以外の人なら、全然、気にしないかもしれない、そんな些細なことです。

    皆様へ
     自己紹介みたいなことをしたほうが良いのでしょうか。
     私は、いわゆる「豆腐メンタル」です。打たれ弱いです。
     そのくせ、長いこと自作を書くよりも友人の添削をしてきたので、細かいところにつっこみます(嫌な奴です)。
     たとえ親切のつもりだったとしても、指摘が人を傷つける、指摘が作品を乗っ取るということを経験してきました。指摘は難しいです。けれど、それが良い方向に向かった場合には、作品が良くなることも知っています。
     今回の企画では、一読者の一意見として、作者様方に何かお役に立てればと思います。
     Aグループの方、どんな評価の仕方をすれば良いのか、お教えくだされば、できるだけご希望に沿うようにいたしますので、おっしゃってください。
     自作品については、気になったことなどの指摘はありがたいですが、「この話、何処が楽しいの?」といった「今更どうにもならない」類のものはご勘弁願います(近いことを言われたことがあります……)。

     長文失礼いたしました。
  •  おはようございます。
     主催お疲れ様です。どうもありがとうございます。
     グループ変更、確認しました。

  •  途中参加なのに、わざわざグループ分けまでしていただいてありがとうございます。
     読規定範囲は特に定めておりません。
     お好きなエピソードを読まれて、お好きに感想を頂ければと想います。
     よろしくお願いします。
  • 了解です。
    なるべく早くコメントし、読みたいと思います!
  • 水原鍵子様
    先ほどの質問について
    3万字を超える作品が必読範囲を指定しなかった場合は、冒頭しか読まれなくても文句が言えなくなります。相談用近況ノートかここで指定しておくことをお勧めします。
    ※この企画は名前の通り本気で上達したい、交流したい方を対象としていますから、冒頭をちらっと見ただけで適当な感想を書かれるようなことは無くしたいと考えていました。加えて読者の負担も考慮しなければいけないので、一般的に読了時間60分とされる3万字を上限として必読範囲を設けています。

    グループ内の作品は全て読んでください。3万字以内のものは全文。3万字を超える作品は必読範囲全てです。
  • 『【本気の】ファンタジー作家交流会』の寸評です。
    「適当な近況ノート」とのことでしたので、最新のノートに書かせていただきます。


    ・世界観 4?
     おそらく、第五話まででは、この世界観の真の魅力は語られていないと思います。なので「?」をつけさせてください。先に行けば、5になるのではないかと思います。
     妖という存在を独自の解釈、存在でテーマにしていると思います。
     惜しいのは、説明不足。くどくど地の文で説明しないのは望ましいと思うのですが、誤解して解釈されてしまう可能性がありそうです。

    ・キャラクター 4
     武蔵坊のさっぱりとしたキャラクターに好感が持てます。
     幸成には第五話で揺さぶられました。
     影狼はつかみやすい性格で、ならもうひと声、何か特徴的であったら、寄り印象深かったかもしれません。
     鵺丸は、謎めいた存在であるべきなのか、なんとも言えません。そのため、ややブレるような感じはありました。

    ・ストーリー 4
     分かりやすい展開、無駄のない構成だと思います。
     これは二読するとはっきり分かります。
     ただ、一読目、先をまるで知らない状態で読むと、主役だと思っていた武蔵坊が脇役の状態で、ひとつ目の山場になる第四、五話目を迎えることになります。主役不在の山場? と思います。
     実際には、群像劇的であり、かつ、(あらすじより)おそらくは影狼が真の主役であるため、これで「正しい」のだと思います。
     ただし、できればもう少し、幸成・影狼義兄弟の信頼度を示してからのほうが、この山場は映えたのではないかと思います。

    ・文章 4
     読みやすさ、語彙の豊かさ、言葉・慣用表現の正確さは、5だと思います。
     なぜ、評価4にしたのかと言えば、「理解しているのが当然」として書かれていることが分からなかったことがあったためです。

    ・印象的なシーン 5
     幸成の最期で、「逃げろ」と言ったところです。
     彼は鴉天狗のために尽くしてきましたが、それ以上に影狼のことが大切だったことがよく分かります。


     以下、私の個人的な意見です。
     ナマオさんが【本気の】と企画タイトルにつけられたことから、おそらく、こういった意見を求めてらっしゃるのではないかと思い、書かせていただきました。
     だんだん、言葉がきつくなっていると思います。言っていることが繰り返しで、支離滅裂になっているかもしれません。
     ひとつひとつにお返事をすることは必要ありません(きりがないから)。けれど、何か私に反論したい、質問したいようなことがあれば、遠慮なくおっしゃってください。
     私の嗜好として、リアリティがあるか、矛盾がないか、理屈で説明できるか、作者の思いつきで入れただけのような(登場人物にとって意味のない)無駄な文章はないか、などに注目しています。
     私はかつては友人の添削し、今は逆に添削してもらっています。細かい、どうでもいいことにも拘った添削をしあう習慣がついているので、ただのクレームに感じられるかもしれません。ご不快なことがありましたら、申し訳ございません。
    (喧嘩売っているようなところがあるので、【本気の】でなければ、こんなの書きません。どうかご容赦ください)



    第0話:プロローグ
     
     長年暖められてきた漫画原作のプロローグなのですよね。
     何度も推敲されたのでしょうか。流れるような美しい文章だと思いました。
     導入部として分かりやすく、興味を引きます。

     以下は、本当に重箱の隅をつつくようなことで、読み合い企画でなければ、わざわざ言うほどのことでもないような、ほんの些細なことです。もし、お気に触ったらすみません。

    「けど、それは悪足掻きで終わるはずだった。武器は持ってなかったし」
     兎狩りをしていたなら、うさぎを取るための道具くらいならあるのでは? と思いました。(それで狼に太刀打ちできるとは思いませんが)
     確か、これ以降のエピソードに、うさぎを取る武器は持っていたようなことがあったと思います。本当に、どうでもいいことですし、短く印象的に語りたいプロローグで、そんなことにこだわっても仕方ないのですが、引っ掛かりを感じてしまったので、報告だと思ってお聞きください。

    「出てきたのは意味深な言葉。」
    「意味深」は、「意味深長」の意の俗な表現。 だそうです。
     ここまでの言葉の選び方からすると、俗な表現である「意味深」に、少し違和感がありました。

    「戦国の後」以降の説明について
    「幕府」「日ノ本」という言葉から、現実の過去の日本をモデルにした、けれど架空の「日ノ本」という世界観だと理解できます。
     一読目、さっと読んだ場合には、大まかな世界観を、ほぼ的確に理解できたと思います。分からない言葉があっても、読み進めるうちに理解できるであろうと思うので、気になりません。
     ただ、五話まで読んだあと戻ってきて、二読目になって、少し気になってしまいました。もちろん、更に先を読み進めたら、疑問は解けるのかもしれません。だから、本当に些細なことです。

    「穢土」
     これは、「江戸」をモチーフにした架空の地名でしょうか。それとも、辞書的な意味にある「 〔汚れた国土の意〕 煩悩(ぼんのう)のある世界。凡夫の住むこの世。現世。」でしょうか。でも、きっと違いますよね。
     私の解釈では「妖の住む国(異次元的なもの)」でした(魔界に通じていた、みたいな感じのイメージです)。
     これであっているとは思いますし、イメージにピッタリの良い言葉なのですが、次の「妖」の疑問が重なると、「なんか、ちょっと分かりにくい」という感じがしてしまいました。

    「妖」
     これは、この作品の中で重要なものになりますよね。なので、この文字が出た瞬間、「きた!」と思いました。
     ここの説明を読む限りでは、この作品の「妖」は「噴煙と共に現れる」ので「実体を持つ」ことが分かります。
     けれど、殲鬼隊が殲滅したあと、「人の心に棲み続け勢力を強める」のです。これは「実体を持たずに、人間を乗っ取るような霊体のようなもの」と解釈できます。
     あれ? と思いました。妖には、実体があるのか、ないのか、どっち? と。
     先を読み進めていけば、この疑問は解消するのですが、「きた!」と思ったくらいに重要な「妖」について、疑問に思われてしまていいのか、気になりました。謎として残している、という感じでもなかったので。


    第1話:武蔵国の半妖

    「人の姿をしているとは聞いていたが、全くその通りだな」
    「人の姿をしてると斬れねぇのか?」
    「その状態なら儂が来なくとも役人の手で始末出来るだろうよ」

     妖がどのような姿で、侵蝕人がどのような姿に変わるのか、本文中には書かれていないので、このあたりのやりとりから推測することになります。
     どのような姿なのかをわざわざ書く必要があるかどうかは、作者の好みだと思います。(書かずに上手く伝わる、というのが私の個人的な好みではあります)
     やりとりから、「妖は見た目ですぐ妖であると分かる容貌をしていることが多そう」です。
     侵蝕人は、暴れ狂いますが、「妖が人に化けた」と言われることもあるくらいなので、「侵蝕人は人と同じ姿をしている」と感じました。
     けれど、この解釈だと、「人の姿をしているとは聞いていたが……」というのは、「侵蝕人は人と同じ姿をしている」という理解と矛盾します。
     また、「役人の手で始末できる」のは、「人の姿だから」なのか「牢に繋がれているから(そういう描写はありませんが)」なのか、分かりません。

     ……などという疑問は、たぶん、物語の本筋とはまったく関係ないと思います。
     そんなことよりも、内容について感想を述べて欲しい、と言われそうです。
     けれど、内容については、何も問題ないのです。すんなり頭に入ってきます。半妖の(ということは、既に読者は知っている)武蔵坊がひとつの出会いを迎えた、わくわくのシーンです。
     それだけに、この物語で重要な存在となる「妖」とは、どんなものなのか、が気になってしまいました。(たぶん、そんな細かいことを気にするのは私くらいだと思うので聞き流してください)

    「邪気に侵された者――侵蝕人と呼ばれることが多いが」
     定義では「邪気に侵された者=侵蝕人」ですよね、だから、ここは「邪気に侵された者――侵蝕人と【呼ぶのだが】、知識のない庶民は妖怪と一緒くたにしてしまう。」なのではないかと思いました。
     妖、侵蝕人などは、作品の中で重要なキーワードであり、かつ「この世界観独自の意味を持つもの」ので、確実に示していたほうが良いと思うのです。

    「まさか……」
     何故、鵺丸が「まさか……」と言ったのかが、分かりませんでした。からかうような場面でもないし。大妖怪のことは知っているので。

    「妖怪のような容姿。これを持って生まれた鵺丸がどんな人生を歩んできたか、」
     鵺丸の容貌は、生まれつきのものではなくて、殲鬼隊での活動の結果だと私は感じました。理由は、「頭には深い傷の痕」があるからです。傷は生まれつきよりも、後天的なものである可能性が高いと判断しました。
    (本筋とは関係ない、どうでもいいことなんですが)

    「そして今は、自分と同じ境遇であろう侵蝕人たちを助けている。」
     こう思ったのは「武蔵坊」ですよね。
     けれど、ここで言う「自分」は、武蔵坊が「俺と同じ境遇(捕まって殺されそう)」と思った(自分=武蔵坊)のか、「彼(鵺丸)と同じ境遇(醜い妖怪のような容姿)の侵蝕人」(自分=鵺丸)か、分かりませんでした。
     すみません。やはり、あまり重要じゃないですよね。
     ここで重要なことは、「武蔵坊が、『鵺丸は信頼できる、良い人だと思った』こと」ですよね。それは凄く伝わってきます。

    「異形の腕からは蒸気が立ち上る。」
     見た目の形は、人の腕ですよね。異形というのは、「高熱を出せるという特殊な能力=異能力」を持った「人ならざる腕」だから、ですよね。
     読み流してしまうと、間違えた解釈をされてしまうかな、と思いました(そもそも、私が間違っているんでしょうか)。


    第2話:侵蝕の果て

    「鴉天狗」
     実は「鴉天狗」とは何か、という説明はないんですよね。それで分かってしまうのは凄いと思います。(地の文に書かなくても、武蔵坊に質問させる形で台詞に混ぜて説明する、という手法がこういった場合には多く使われている気がします)

    「もしかして、君が新入り?」
     影狼が武蔵坊に対して「君」という二人称を使ったのが、現代の感覚では少し気になりました。あるいは、この時代なら、普通なのかな、とも。時代小説に詳しくなくてすみません。
     武蔵坊と幸成は歳が近い。影狼は幸成を兄として敬っている。従って、影狼からすると、武蔵坊には兄に準じる言葉遣いかと。特に初対面であることだし。

    「新入りが侵蝕人と組織、どちらを」
     鴉天狗の説明がなく、「半分が団員、もう半分は侵蝕人」という幸成の台詞があるので、ここは「組織」ではなく「団員」でないと、分かりにくいかと思いました。(いえ、分かるんです。分かるんですが、団員のほうが親切かと思う、というだけで)

    「うちの母、認知症なんです」
     世界観的に「認知症」という言葉が合わない、と気になってしまいました。「ボケ」が的確な気がするんですが、差別用語になってしまうので、やはり使えない……のでしょうか。

    「まぁ、幸成の弟だから大丈夫だろ」
     この台詞を誰が言ったのか、分かりませんでした。武蔵坊だと思うのですが、幸成とは「幸成の弟だから大丈夫」というほど親しくないのではないかと。
    (八幡に来るまでの道中、幸成と一緒だった? だから親しい? それならば納得)

    妖と妖怪
     同じものを指している、という解釈であっているでしょうか。
     一般的な言葉として聞いた場合は、同じようなものと捕らえることができるのですが、ファンタジー(独自の世界観)なので、「妖=霊体。妖怪の邪気」「妖怪=実体」かもしれない、などと思うこともありました。(そのシーン、そのシーンで、イメージが変わる)

     一読目は、月光とは鴉天狗内の組織(あるいは役職)の一つと漠然と捉え、微妙に混乱し、二読目で、いやいや、これは無駄のない構成で語られていると感じました。
     説明(定義)なしで出る作中固有の単語は難しいです。そういうものの語り方が、非常に上手いと思います。(でも、「月光」は少し分かりにくかったです)


    第3話:破邪の誓い

    「立場的に、本来鵺丸が口にすべき事ではないのかもしれない」
     すみません。「どの台詞」を鵺丸が口にすべきでなくて、それは「どうして」なのか、が分かりませんでした。
     鵺丸が言っていることに納得できるので、「失言」とは思わなかったのです。

    「確かに、そうなると厄介だな」一番厄介な男が応えた。
     これは、とっくに考えてきたこと、話し合われてきたことだと思いました。今更、こうして幸成と話すのは変な気がしました。特に鵺丸は、一番最初に侵食されてしまった幸成の父と共に、殲鬼隊で働いていたので、いつ侵蝕されてもおかしくないと、誰もが思っているはずです。
     ただ、幸成が「話し辛いこと」として、今までずっと言えなかったこととして、「私が一番心配なのは……その後の事です」と今、言うのは、ありだと思います。
     侵蝕の仕組みや、現状の説明が、やや伝わりにくいです。(第一話でのやりとりも、そんな感じでした)

    「妖派」
     さすがに、これは説明なしでは分かりません。ただ、あとで解説されるだろうと、気にはなりませんでした。
     ただ、ここで「妖派」という言葉を出す必然性がないのなら、わざわざ出さなくても、とも思いました(あとで出てくるから、早いうちに出したかったのかも、と思いつつ)。知らない単語は、読者に「理解の負担」を与えます。物語によりのめり込んで読んでもらうためには、できるだけ不必要な負担はかけないほうが良いかもしれません。(後回しにできるなら、あとに回すほうがいいかもしれないです)

    「いつもの家だよ。」~「もしかして、オレの事が嫌いなのか?」までのやりとり
     今までの二人の関係から、違和感を覚えました。
     兄弟同然なので、幸成の一人称が変わるのはありだと思うのですが、どうしても「黙ってた事……それだけじゃないでしょ」を引き出すためのやりとりに感じました。すみません。
     喧嘩腰にならなくても、この流れにはなるのではないかと。
     それから、影狼が里子であることが何度も強調されているので、「母を失ったショック」といわれても、そんなにショックなのか、いまひとつ共感できませんでした。

    「幸成は言葉に詰まった。こればっかりは、頭が上がらない。
     母を失っただけではない。あの夜、影狼は裏切られたのだ。己を育んできた、自慢の組織に。
     秘密を知ってしまった以上、これからも一緒だなんてまっぴら御免である。」
     この三文。
     一文目は神視点(幸成寄り)。
     二文目は、一文目の幸成の様子との関連を考えると、「幸成が影狼を思いやっている感情」に取れる。ただし、この文だけ読めば神視点。
     三文目は完全に影狼の心情。
     最後の三文目が、いきなりに思え、やや混乱しました。
    (三文目は「秘密を知ってしまった以上、これからも一緒だなんて、影狼はまっぴら御免である。」とかなら、いいのでしょうか? あるいは、次の影狼の台詞のあとに三文目?)


     ここまで、全体的に無駄のない、綺麗な構成をしていると思います。
     スムーズに展開が進みます。
     反面、登場人物が「置かれた立場」からして予測可能な言動しかしません。物語は素直に流れているのですが、登場人物に対して「お?」という予想外でワクワクするような魅力はありません。(これは、幸成の最期のときに覆され、幸成の魅力がぐっときます)
     どんな読者を想定しているか、なのかな、と思います。異能バトルを期待する読者は、やりとりよりも早くバトルシーンを、と思うかもしれません。人間ドラマなら、もう少し個人を掘り下げて、と感じるかもしれません。今の状態は、鴉天狗の置かれている状況を説明するために、人物が動いている感じはあります。

     物語の内容としては、出生が特殊だけれども豪快で好感を持てる「武蔵坊」、悩みながらも人のためになろうと考えているらしい「鵺丸」、真面目な青年「幸成」、純粋な「影狼」といった主要人物が揃い、方向性が見えてきて、だんだん期待感が高まってきた、という感じです。(そしてバトル=波乱の予感)。
     キャラクターが立っているのは武蔵坊。上で予測可能な言動とは書きましたが、彼はやや予想外のいい味の言動をしてくれます。彼を中心に物語に惹き込まれます。(ただ、そのため、次の第四、五話は話の転機となる大事件が起こるのに、武蔵坊が中心の事件でないので、せっかくの大事件の割にはドキドキ感が出ない気がします。どんな構成にするのがいいのか分からないのですが、第三話までに「影狼の心」あるいは「幸成の心」を読者が理解していたほうが、第四、五話でのショック(読者の心を揺さぶる力)が大きくなると思います)


    第4話:崩壊

    「幸成が夜に出掛けることは、別段珍しい事ではない。半月ほどいなくなることだってある。影狼が引き止めようとしたのは久しぶりの事だった。
     そそくさと表口に向かう兄貴分を、影狼はつまらなそうに見送っていた」
    「久しぶり」に引き止めようとしたのは、いつもと違う心境であったから、ですよね。
     それは、鴉天狗という組織に対する不信感、第三話で交わした鴉天狗を変えようという決意、などから、兄貴分の幸成が「鴉天狗として活動すること」が、影狼にとって「望ましくないこと」であったから、であっているでしょうか。
     で、あるとすると、「つまらなそうに」見送るのは、少し違和感がありました。影狼は、幸成を引き止められる権限はないけれど、本心では引き止めたい。だから「不満」顔なのではないかと。

    「今の言葉に、ちょっとした矛盾を見つけたからだ。」
     何が「矛盾」なのでしょうか。妖刀のくせに、海猫がまったく禍々しさを感じさせないことでしょうか。

    「鴉天狗に籍を置く身として、夜に不安を感じるのは当然である。」
     これは、何故でしょうか。夜は侵蝕人が活発に行動するからでしょうか。月光が任務を果たす時間だからでしょうか。

    「妖派といえば妖の軍事利用を目論む、幕府勢力の一派である。」
     一読目は、なんの疑問もなく、「妖(=力を持つ存在)を幕府という権力者が利用したくなるのは当然のことだな」と理解しました。
     しかし、二読目に世界観を理解してから読むと「妖、妖怪といったものは、人間の手に負えないものであり、すぐに殺してしまうべきものとして扱われている。なのに「軍事利用」できるというのなら制御するすべが確立されているのか?」「鴉天狗は妖ではなく「侵蝕人」を保護する組織である。不幸な侵蝕人を増やさないためには「鴉天狗は積極的に妖怪を退治する」立場を取るべきである。けれど、どうも攻撃的なのは鴉天狗より妖派である。イメージが合わない」と、混乱してきてしまいました。
     すみません。敵対の理由が分からなくなってしまってきたのです(一読目のときは納得できたのに)。
     妖(=妖怪、でいいのでしょうか)と侵蝕人は、別の存在です。妖派は、妖を利用する(飼っている?)組織。鴉天狗は、妖のそばに居ることでおかしくなってしまった人(いわば、妖が原因の病に冒された人)を保護する組織(いよいよとなったら一般人に被害が出る前に殺す)です。
     妖派が妖を殺さずに、生かして利用する以上、侵蝕人は増える可能性があります。
    「被害者」の侵蝕人を、人道的な観点から、妖派が侵蝕人を保護しようと考え、鴉天狗と協力関係にあっても不思議ではないのです。(けど、そんな組織ではないんですよね。妖を飼っていることによって侵蝕人が増えたなら、侵蝕人は害にしかならないから殺してしまえ、という立場なんですよね)
    (でもたぶん、物語にとって大事なことは、「2つの組織が敵対していること」であって、その理念がどうの、というのは、本質ではないですよね。すみません)

    「それならば、幕府がお認めになったあなた方のほうがお得意では?」
     幕府は妖派の「武力」を「認めている」のでしょうか。
     そして、幸成は手出しをして良いと挑発されたことをうけて、手出し(=武力。力)なら、あなたがた妖派のほうが得意なのでは? と返している、であっているでしょうか。
     幕府が何を「認めている」のか、分かりにくいと思いました。「組織としての存在を認めている」であれば、「幕府の強い後ろ盾がある」と解釈できるので、鴉天狗との力関係において、圧倒的に妖派が上、と取れてしまいます。
    (でも、変に修正したりすると、緊迫感がなくなると思うので、直したほうがいいと言っているわけではありません。どうしたらいいんでしょう、こういう場合)

    「実際、先に手を出したのも妖派であったからこの話は鴉天狗に分がある。」
     噂を流した、流してない、というのは、まともな争いではないので、分がある、ないといった、理屈は通らない争いごとだと思います。
     組織の長として、噂を流すのをやめさせたいと本気で思ったなら、鵺丸は妖派に対する脅しのネタ、妥協のネタ、などを用意しておかなければなりません。直談判に行ったところで、きいてくれるような相手ではないことは、今までの経緯から分かりきっているからです。
     以前の話し合いで、話がついているのなら、話がついただけの「理由」があるはずです。争っても互いの利益にならない、と両者が納得するだけの理由が。それを持ち出すべきかと思いました。(と、いうのは、本筋とは関係ないですよね。ここは争っていることが重要で……。すみません)
    (妨害工作が確認できたなら、流言を流していた者を捕らえた(=人質)、みたいな状況であるべきなのかな、なんて。でも、そんな者は知らん、と返される、ような)

    「どうしてもやめて欲しいというのなら、侵蝕人をいくらか引き渡してもらおうか。もちろん、穢の少ない奴から順番に」
     妖派が侵蝕人を手に入れて何が得になるのかが分かりませんでした。発狂寸前の者なら人間兵器的な使い方も考えられるのですが。

    「この程度の条件も呑めないのでは、話になりませんな」それ以上は無益と踏んで
     この文からすると、妖派の妨害の目的は、敵対する鴉天狗への嫌がらせと同時に、穢れの少ない侵蝕人を手に入れること、に思えます。穢れの少ない侵蝕人が妖派にとって利益になることが理解できないと、ひっかかりを感じてしまいます。

    ずっと言葉を発していない鵺丸に疑問を持ちつつも、幸成は門を出たあとで邪気を感じるまで、鵺丸が一緒に帰ろうとしていないことに気づかないのはおかしい。
     描写はなくても、状況から、てっきり鵺丸は幸成と共に、門をくぐったと思っていました。それが、まだ屋敷内にいて、狂ってしまっている、というのは、確かに「驚き」ではありますが、状況としておかしいと思えてしまいました。すみません。

    「初めから妖と人は相容れないもの。侵蝕人を守りたければ、幕府を打ち倒せば良かったのだ」
    「妖を守るために人を滅ぼす――そんなふうにも聞こえた。」
    「幸成は確信する。鵺丸は妖に転じたと。」
     すみません。混乱しました。
     武蔵坊と鵺丸とのやりとりでは、妖怪と侵蝕人は「違うもの」という前提でした。
     けれど、侵食され尽くした鵺丸は「妖に転じた」。ということは、侵蝕人は最終的に妖になる、ということなのでしょうか。(でも、これは比喩的に「魔の存在になった」と捉えるほうが正しい気がします)
     そして、「妖怪」は生まれつき魔的な存在。「妖」は侵蝕人の最後の姿なのでしょうか?(なんか違う気がする。狂ってしまった鵺丸の言葉を理解しようとしてはいけないのかな?)
    「初めから【侵蝕人】と人は相容れないもの。侵蝕人を守りたければ、幕府を打ち倒せば良かったのだ」なら、分かるのですが。
     すみません。やはり、重要キーワードの「妖」「妖怪」「侵蝕人」の定義が確実に伝わるほうが良い気
  • (すみません。途中で切れていました。上限1万文字なのでしょうか)


     すみません。やはり、重要キーワードの「妖」「妖怪」「侵蝕人」の定義が確実に伝わるほうが良い気がします。妖派が「どうやって」魔的な存在を利用するのか、も。その場その場の状況で理解できるのですが、それは不親切な書き方で、読者によっては勘違いして捉えてしまいそうです(私も頓珍漢な解釈をしているかもしれません。すみません)
     物語の面白さだけを追うのなら、まったく問題はありません。本文中に書かれている「誰と誰が敵対している」のかを読み、どっちが勝つのか!? をドキドキと見守る、という楽しみ方です。
     けれど、物語に一歩踏み込んで、この力関係なら次に○○が出て来る展開がありそう、面白くなりそう、という、本文中には書かれていないことを予測してワクワクする、という楽しみ方がしにくいです。

    「鴉天狗がしでかした事を、幕府は許さないだろう。」
     これは、鵺丸が妖派の代表たちを殺したことでしょうか。
    「鴉天狗がしでかしたこと」で間違いではありませんが、「鵺丸がしでかしたこと」のほうが分かりやすいです。「鴉天狗」だと今までの活動をさすのだと一瞬、勘違いしてしまいました。

    「望みを捨てるわけにはいかなかった」
     この「望み」とは「鴉天狗の存続」でしょうか? でも違う気もします。
     幸成はここで何を「望んで」いるのでしょうか。
     私は、このとき幸成は、何かを望んで鵺丸を斬ろうとしているのではなく、そうすべきだ、と本能的に感じて行動しているのだと思いました。
     この状態になった鵺丸にはもう、未来はありません。だから、今までの鵺丸の名誉、功績、生き方を守り肯定し、自分を支えてくれている影狼や武蔵坊が期待するであろうことに応えるために、斬るのだと思います。
     ……あ、でも、直前で「鴉天狗を守るため……あなたを斬ります!」と言っていますね。すみません。(けれど、幸成にとって鵺丸は、組織のトップというよりも、もっと家族的な存在であると思うので、「鵺丸のために」鵺丸を斬る、というほうが正しい気がするのです。大事な人を殺す決意をする瞬間に、組織のことなんか考えている場合じゃないと思うのです。口では「鴉天狗のために」と言っても、心は違うと思うのです……。すみません)


    第5話:霜葉は……紅なり

    「時間的に見て、発生源は恐らく鵺丸の向かった先だ。」
     時間ではなくて、方角かな、と。
     とはいえ、距離感は時間で測るだろうから、時間と方角の両方だとは思うのですが。

    「あの時と同じだ。」
     あの時とは、武蔵坊が牢に入る原因となった、妖怪の襲撃事件のときでしょうか。今と同じように、強い邪気を感じ、外に出たら、誰かが知らせに走ってきた、という。
     もしそうなら、ぱっと気づくのは難しいと思います。

    「影狼は道を覚えていた。」
     道を覚えていたことを第四話から気にしていますが、長年敵対していた組織なので、ずっとそこに住んでいる影狼が、妖派の拠点を知っていてもおかしくないと思います。こだわることはないかと。

    「黒い液状の刃が、幸成の頬をかすめて飛んで行った。」
     ここで初めて、妖刀による攻撃が出てきます。
     私の中にある「妖刀」という言葉のイメージは「魔のものを斬ることができる刀」でした。あくまでも刀であり、魔法攻撃(炎が出るなど)が可能というイメージはありませんでした。それがここで覆されます。ある意味、ここで世界観が変わる、決まってくると思います。(魔法のない世界観だと思っていた物語が、魔法バトルの話だった、というくらいの衝撃でした。これは良いとか悪いとかではなく、素直な感想です)
     読み進めていけば、「液状の刃」は『毒牙三日月』という術なのだと納得できます。ただ、「毒牙三日月」という言葉が出てくるのが、少しだけあとなので、一度「? 液状の刃?」と疑問に思ってしまいました。
     ここは、気になるものなのかどうか、他の人の意見を聞いてみたいです。(こんなのを気にするのは私だけのような気もします)
     それと、また、本質ではない点なのですが。
     妖刀はどのくらい世間に流通しているものなのでしょうか。
    「魔を斬る刀」ならば、妖怪に関連した人しか必要としないので流通しないと思います。けれど、これは「魔力付与の超強力な武器」なのです。妖怪とは無縁の人でも欲しい武器です。
     つまり「妖刀を保持する」ということは、妖とは関係なく、「純粋に強力な武力を持つ」という意味になります。鴉天狗は表向きは「可哀想な侵蝕人を保護し尊厳を守る」組織です。攻撃する組織ではなく、守る組織です。妖刀を多数保持するのは許されないと思うのです。
     また、鴉天狗が「守る組織」なら、妖刀を使いこなすことを含む、日々の剣の修業は「何」と戦うことを想定して訓練しているのでしょうか。何も知らない影狼も「へんだなー?」と思うほどの戦闘力がありそうなのです。

    「運命とは不思議なものですね」
     こう幸成が言った理由が分かりません。格好いいからいいんですが。
     裏の意味があるのかな、過去の因縁があるのかな。父が亡くなったときと何か関連があるのかな、など深読みしてしまいました。

    「その数々の苦悩が、彼を変えてしまったのだろうか」
     鵺丸が変貌したのは、侵蝕が末期になったからだと思っていたのですが、違うのでしょうか。

    幸成の最期
    「鴉天狗を頼む」ではなくて、「逃げてください」だというところが凄く良かったです。
     ここに彼という人が表れています。

    「まず鵺丸の作り出した妖怪に違いなかった。」
     一読目はただ、そのまま「そうなんだ」と受け止めました。
     二読目は、「何故、そんなことができる? 鵺丸は普通の人間(が、侵食しておかしくなったもの)だよね?」と疑問に思いました。鵺丸は、普通の侵蝕人ではないのか、妖刀の術なのか。
     ファンタジーの世界観では「何ができて、何ができないのか」が、現実世界とは異なります。その世界でのルールを知らないと、真にその物語を楽しむことができないような気がします。
    (かといって、ここでくどくど説明したら、勢いをそいでしまうので、良くないんですが)

     乱文失礼いたしました。



     こんなので良かったのでしょうか……?
     私はこれで、グループ全員読み終わったので、あとは企画そのものの感想でしょうか。
     締切に間に合って良かったです。(余裕で間に合ったように見えますが、12月半ばをすぎると厳しくなりそうだったのです。実は、ちょっとフライングして企画者様のは先に読んでいました)
     企画、どうもありがとうございました。
  •  拙作に寸評をありがとうございました。
     かなり人を選ぶ作品だったと思います。そういうルールの企画とはいえ、3万文字を必ず読んでいただくのは申し訳ないな、と思っておりました。それなのに、PVの付き方から、しっかりと何度も読み直して頂いている感じがあったので、本当にありがたく思いました。
     件の友人には第一、二章は書き直すべきだと言われております。展開があまりにも遅いと。また、他の企画で読んでいただいた方にも同様のことを言われております。展開の遅さは問題だと思いつつ、簡単に直せる修正ではないのでそのままになっています。いつか書き直したいです。
     今回、冒頭を読んでいただいたことで、初心を思い出しました。そして、拙いところは少しはましになっているだろうか、良いと言ってくださったところは現在も保てているだろうか、と。
     誤字は修正しました。何年も気づかなかったのは恥ずかしいです。指摘ありがとうございました。その他の文章については書き直しのとき(いつになるのか分かりませんが)に直すか、そんなこと言っていないで全体的に軽く手を入れようか、という感じです。
     本当にありがとうございました。

     この企画を立ててくださってありがとうございました。
    (あとで企画感想ページが開かれたときに書きますが)未完の長編は自主企画に参加しにくいのでありがたかったです。グループ分けも良かったです。
  • 作品コメント記録メモ【セリフ企画】

     ナマオさん 作品名『HOUFUN〜宝永の乱〜』 得点はなんと21点!

    「あのとき仲間を見殺しにしてたらそれでこそ人でなしだ。大切な人を守れた。人としての尊厳も守れた。妖怪として生まれたオレが人間らしく死ねるんだ。悔いはない」

    【投票者のコメント】
    ・こちらも、登場人物の覚悟が伝わってくるセリフでした。セリフの持つリズム感もいいです。
    ・台詞だけで、熱さを感じさせるよい台詞だと思います!
    ・この一言でキャラクターと物語の熱量が垣間見えるいいセリフだと思います。
    ・人間で在りたいという潜在的な欲求があったのでしょうか?自己犠牲的な精神に人間性を見たのか?人間らしさとはなにかを考えさせる台詞です。僕のとはちょっと被りました(笑)
    ・仲間を見殺しにはしない、必ず守るというセリフがとてもカッコいいです。
    ・言葉にパワーがあります。作者渾身のセリフというのも納得です。
  • 作品コメント記録メモ【投票企画】

     投票者コメント:
     ・設定が面白い。
     ・日本史好きとしては宝永地震を舞台にする心意気に心動かされました。
     ・文章も悪くないし、内容も普通に面白い。読者を引き込むものがある、という言葉は、こういう作品のためにあるのだと思いました。
     ・和風の空気感をフル活用した一作
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