本当にありがとうございました。皆様のハートや星、レビューやコメントのおかげで最後まで書ききることができました。
終盤は随分と駆け足となってしまい、自分の力不足でしかないなぁ、と痛感しております。
ラストの記憶が戻る場面では、獣人国のシェンジとフュリオサとランスロットのパーティーメンバーである獣人のロンゾを絡めて登場させようとしたり、帝国の冒険者ギルドの受付嬢であるハンナとヨハンの再会を描くつもりでしたが、冗長的になりすぎてしまうかなと思ってやめました。
正直申しますとこの物語で僕が最も書きたかった部分は262話と263話です。それが書き終わって少々燃え尽きてしまった感が否めません。また、レベルやステータス数値、スキル等は途中から明記することをやめたりとめちゃくちゃなことをしております。
僕にはステータスやスキルの表記は手にあまる代物でした……
この物語の発想については、例えばワンピースのルフィが現在週刊少年ジャンプで連載されているくらいの力をつけて最初のモーガン大佐のところまで戻ったら物語はどう変化していくのだろうか、という子供のような発想からきております。
また、最終話で書いた引きこもりのハルは、やはり僕のことです。そんな僕を救いたくてこの物語を書きました。そしてこれはすごく傲慢というか、押し付けがましいと思われるかも知れませんが、この物語を読んで僕と同じような経験をした人を勇気づけることができたらいいなぁと思ったりしています……
現在、現代ファンタジーとして1話だけ載せている物語『国が人間扱いしないから好き勝手に生きてみた』はAIのハルがディープフェイクを駆使して現実世界を操るみたいな感じの物語をスピンオフで作ろうかなと思って書いてみました。主人公の名前をハルからアキにしてみたり……。でも犯人AIオチは冷めるというかつまらないかなと思って1話だけにとどめております。また現実世界の人達がVRゲームとしてハル達のいる異世界にやってくる等の話を書いてみようかと思いましたが、それもやめました。
もし次、何か物語を作るとしたら異世界転移モノではなく違う物語を書いてみたいと思います。
例えばラブコメとか追放モノとか。どちらも書くにしても30万字を超えないように、そして視点移動はなるべく避けながら書いてみようと思います。
皆様、最後まで拙い僕の物語に付き合って頂いて本当にありがとうございました。