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「水の記憶」にお薦めレビューをいただきました。(あまりに嬉しいので長文になります)

 「水の記憶」は両親が亡くなり、引き取られた先の親戚でDVを受ける姉弟のお話を軸にしています。@nakamayu7の脳内からはなかなか出て来ないディープな設定から始まります。「水」を象徴する「海」に生活する人間を舞台にしたお話です。最後はやっぱり「水」を象徴する「海」に集約されて物語は集約します。
 このお話が出来たきっかけですが、私は大阪南部の海沿いの街に住んでいますが、ここは紀伊水道と呼ばれる内海と外海を繋ぐ「水道」が目の前にあります。台風が近づいてくると多くの舟が逃げ込んで来て、湾内は多くの舟の灯りでとても綺麗です。湾内では船同士がぶつからないように灯りを点すことが義務づけられているそうです。
 そんな「水道」にあたる紀伊水道には淡路島や小豆島、友が島など多くの島が点在しています。引き潮のときなど目の前の島まで泳いで行けそうに思うこともあります。さらにこの地に特徴的なのは第二次世界大戦の末期、本土決戦に備えてあちこちに戦闘設備が築かれた跡が今も残っている点です。ラピュタの島というふれこみで観光客を呼んでいる島もあります。
 そんな暗部を頭に刻みながら海岸線を歩いていて、思いついたお話なんです。私は戦争を知らないし、戦後の混乱期も知らないで育ちました。私がなんとなく感覚的に遡れそうなぎりぎり昭和30年あたりの日本を想像し、高度経済成長期にさしかかる直前の今より混沌としていたけど人間関係が良かれ悪しかれ蜜だったころ。そんな頃に思いを馳せてみた作品です。
 そんなテーマの作品ですので、正直カクヨム様的な数値は軒並み少ないです。フォロー、★、💛、どれもゼロってことはないですけど… 作者自身、これ、誰か読んでくれる人いる? って思いつつ公開しましたし(いつもですけど…)、参加すべき自主企画もあんまりなくて、ほぼ放置状態だったんです。まあ、鬼子みたいな作品ですかね。
 だからそんな作品にお薦めレビューを書いていただけるなんて、ほんとに嬉しいです。黒川亜季様は拙作「陸女」にもお薦めれビューを書いてくださってます。この2作品は私のここまでで10万字を超える2作で、こんな長いお話を読んでいただけるなんて、さらに感激です!
 語りたくても語る機会がなかったこともあって長文になってしまいましたが語らせていただきました。この機会を与えて下さった黒川亜季様に重ねてお礼申し上げたい思いでいっぱいです。
↓黒川亜季様からいただいたおすすめレビューはこちら!
https://kakuyomu.jp/works/16818093080420075029/reviews/16818093090885976996

> 黒川亜季様のお名前を誤記しており、大変失礼いたしました!!! ごめんなさい。修正いたしました。(12/27)

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