全13話、20391文字で完結いたしました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。初の3人称語りでのお話、「乾いたような突き放したような三人称」とコメントを下さった読者様もおられました。もちろん悪い意味ではなく「作品世界に合ってますね」とコメント頂きました。3人称語りにすると、作中人物以外の第三者が上から見ているので、やたらと状況説明が入ってしまって、なんか「突き放したような」感じになってしまったのかなと思います。最後エピローグは夕貴の1人称語りに一部戻ったりして… 3人称語りと書きましたが、「私」を「夕貴」に置き換えただけで、本当の意味での3人称語りにはなってなかったかもしれません。うーん、3人称語り、奥が深いです。
そして完結にあわせてお薦めレビューを頂きました!!!
↓【みんな、いなくなってしまったけれど。】 西奈りゆ様、ありがとー!
https://kakuyomu.jp/works/16818622170105007689/reviews/16818622170867216068
タイトルの「みんな、いなくなってしまったけれど。」ですが、夕貴の両親は叔父さんに、そしてあんな形ではあったけれど夕貴を支え続けた叔父さんは高山に。夕貴は独りぼっちでしたけど、本当の意味では一人ではありませんでした。そして高山に出会って、いっしょに歩いていきます。叔父さんのいたピークにも、何かあるたびに夕貴はやって来るって思います。そこからはずっと変わらぬ琵琶湖の湖面が見えるはずです。