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中年ガノタの独り言

 こんばんは、お疲れ様です。いつも拙作を読んでいただけて、とても嬉しいです。これからも楽しんで頑張りますので、よろしくおねがいしますね♪

 今日はちょっとだけ、自分のガノタ歴というか、ガンダムファンとしての四半世紀以上を語りたいな、と。いいオッサンが未だにガンプラ作ったりガンダムエース毎月買ったりしてて、でも楽しんですよね。これって凄く幸せです。でも、自分だって若い頃は少なからず「痛いガンダムファン、感じの悪いガノタ」だったのです。

 若い頃、SEEDシリーズが凄く嫌いだったんですね。公式に「21世紀の1stガンダム」と銘打った、それは別にいいんです。ただ、脚本の作劇方法や話運びが、凄く嫌でした。初代SEEDはでも「あれ、無人島でアスランの自爆攻撃喰らったキラが、何故かプラントにワープした!?」くらいしか気にならなかったのですが(外伝でフォローされてましたが、アストレイのロウが手を貸したらしいですね)続編のDESTINYでは脚本に加え、演出等も悪く感じました。度重なるバンクシーン、トレースで作られた既視感のあるシーン、そして死んだはずのキャラが生きてて、新しい主人公が上手に描けてなくて…若かった自分は随分ネットやブログで「種って駄目だよなガハハ!」って言ってたかもしれません。
 後に00はよかったなあと思うも、次のAGEでまた「AGEって駄目だよなゲヘヘ!」と、進歩のない時期があったんです。それは全て自分の主観で、一方的な物の見方だったと今は思います。因みにSEEDもAGEも、確かに粗はあるんですが素晴らしい作品だと今は思っています。皆「よかれ」と思って頑張ってるんですよね…創作家はみんなそう。結果として作品の評価が全てだけど、それだけじゃない見方もあっていい筈ですし。SEEDは魅力的なキャラやメカニックで、DVD等の売上でシリーズに貢献しました。ファンも根強く、C.E.の物語はアストレイ等で今も続いています。AGEは「親子三代、百年の大河浪漫」という、大きな挑戦を成し遂げました。同時に、子供向けを作る難しさ、それをガンダムが今やる厳しさをも教えてくれて…でも、真剣に取り組んだ意欲作だと今は思えます。

 なにかこう、作中で「ターンエーの精神」なんて偉ぶったことをヒロインに言わせてても、自分も矮小なガノタ個人でしかありません。創作は創作として楽しんでもらって、それと別にガンダムへの自分のスタンスを貫き、深めて、楽しんでください。そして時々「俺って私って、痛いかな?誰か傷付いてないかな?」と振り返ってもらえたら嬉しいです。自分のように老いてしまえば全肯定も可能ですが、それは逆に刺激を包んで均してしまう、一種の「良さ悪さを論じない」という、自己完結でもあるでしょう。
 ただ、良識と品位を持って、誰も傷付けずにガノタ同士が盛り上がれたら、それは素敵なことだと思います。好きな物を語るのに人は、攻撃的な単語や罵詈雑言、誹謗中傷はいりません。現実の政治や思想と重ねる必要もないと思います(それ自体が考察として有益かはまた別の話でして)…オッサンの独り言ですけどね。

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