• 二次創作

前の記事の途中データ(供養がてら残しておきます…)

 みなさんこんにちは。

 前回、涼宮ハルヒの驚愕で藤原が言っていた『それ』について考察しましたが、その結論が出る前まで暫定的に真実と考えていた(途中で穴を見つけたため全没にした)考察を供養がてら残しておきます。





 それで、『結局何なんだろうな』と考えを保留していたのですが、憂鬱の読み比べを終えて、唐突に閃きました。

『キョンとハルヒが閉じ込められた閉鎖空間のことでは?』

 涼宮ハルヒシリーズは全編を通してキョンの目線で語られるため、キョンを主語として考えがちです。今回も私はこのパターンで考えていました。そうすると見えてこなかったのですが、未来人からの目線で考えてみると、『二人が閉じ込められた』ではなく、時空連続体を断ち切ることに他ならなかったのではないか。

 つまり、『この時間平面から未来へと時空連続体を一気に書き換える』ことと同義なのではないかと思いつきました。

 私の中では強い確信を持っているのですが、何か根拠が欲しいところです。そこで、シリーズを通して未来人の行動を思い返してみたところ、一度だけイレギュラーな言葉を朝比奈さん(大)が発したことを思い出しました。

 それは『涼宮ハルヒの憂鬱』で初めて朝比奈さん(大)がキョンと出会い、会話をした時の、去り際の台詞です。

「最後にもう一つだけ。わたしとはあまり仲良くしないで」

 というワンフレーズ。初見では、朝比奈さんがキョンの好きになって、別れるのが悲しくなるから最初から好きにならないようにしてほしいという、ロマンチックな心情からの言葉かと思ったのです。実際、アニメでもその意図が感じ取れたので、そう思い込んでいました。

 ですが、改めて読み直すと、この朝比奈さん(大)の台詞に強烈な違和感を感じました。未来人である朝比奈さん(大)の言動と考えると、不自然なのです。

 それ以降の朝比奈さん(大)の言動は、陰謀のときの手紙ミッションからも分かるように、スタンプラリーでチェックポイントを通過するように『規定事項をこなす』事に終始しています。必要があれば干渉を、なければ沈黙を。

 なのに、この台詞から、もしキョンが朝比奈さんといちゃつかなければ、ハルヒが世界を作り替えようとする事件が起こらない可能性があります。

 それは未来人の言動としてあまりにもおかしい。考えられるのは、『ハルヒがキョンを連れて世界改変をするのは未来人にとって規定事項ではない』という可能性です。むしろ、未来人は避けて通りたいイベントなのかもしれない。

 そう考えると、朝比奈さん(大)の台詞に整合性がでます。






 と考えたのですが、それなら朝比奈さん(小)に、あの日『キョンと一切コンタクトをとるな』という指令を出せば回避できるような気がします。

 何かうまくハマりそうな感じなのですが、結局は消失の世界改変を現時点での『それ』という結論です。上記の考えに何か加減するとより説得力のある解が得られる気もするのですが、残念ながら思いつかないので。もし思いついた方がおられれば、ぜひ教えてください。

 お読みいただきありがとうございました。

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