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ルッカはDC1400年にいた。(クロノトリガー

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  • 現代に帰ったルッカはさっそく試したい事があった。中世でマールを保護してトルース山のゲートから400年先の未来(現代)に移動したが、現代のトルース山にも400年先の未来に通じているゲートはあるのだろうか。

    ルッカは疑問しつつ現代のトルース山を調べると400年後の世界DC1400(西暦2429年の世界)へ行ける事が判明した。

    その世界で判ったのは、地球温暖化が促進され、海抜が60m上昇しているというヤバイ世界だった


    https://note.com/msyaan/n/n6f1c0e00dcdf


    氷河が無くなった事による保冷効果もなくなり、世界の平均気温は+10℃を超え、嵐や竜巻、洪水被害が頻発し、人々はカプセル型の都市にて高度エアコンシステムの中で暮らしていた。

    信じがたい光景だった。現代の専門家は太陽の黒点活動は停滞期に入り、地球は寒冷サイクルに入っていると言っていたし、実際、去年の冬はとても寒かった。

    未来で得られた情報によると,南極や北極の氷が溶けている最中は、溶け出したマイナス温度が世界に拡散されていて地球全体の寒さは維持されるという。しかし、氷が半分以上溶けてしまうと保冷効果が維持できず、加速度的に気温は上昇し、氷の溶けるスピードも加速するのだという。

    海岸沿いの人々が移住を余儀なくされるのはまだマシな方。何度も洪水被害にあっていた海抜0メートル地帯に有りがちな都心部は致命的なダメージを受けてしまう。100年の間に被る経済損失は天文学的でそれに付随して世界では毎年数十万人規模での貧困による自殺者が現れる。未来の世界では温暖化への対策が後手になってしまう。

    ルッカは未来の惨状を政府に報告するべく、現代に戻った。その直後、携帯が鳴った。



    ルートA

    黒ずくめの男達がクロノを人質にとったという電話だった。ゲートホルダーを渡せばクロノとその家族の安全を保証するという。千年祭前ゲートは事故調査委員会との取り決めでコンクリートの壁で封鎖されていたが男達は壁を破壊してまでゲートの中に入るつもりだった

    ゲートが過去の世界に繋がっているとの情報は政府関係者以外には教えていなかった。過去の世界に関われば現代の歴史にどんな影響があるか判らない。




    ルートb

    クロノが命を懸けてゲートに飛び込みマールを救助した事が称えられて王家の晩餐会に招待されていた。ルッカ、タバン、ララ、ジナ共に晩餐会に招待されていて共に参加した。クロノ達の食事には眠り薬が入れられていた。

    こうなる経緯は、ヤクラ子孫13世によるものだった。13世とその配下の魔族は王家の親族に成り済まして晩餐会の席に入り込んでいた。中世から400年の間に人間に成り済ませる魔族らによって、国家権力に関わる者達は魔族にすり替えられた。ガルディアの政治経済は、実質魔族による支配構造が成立していて、警察や司法に至るまでヤクラの配下にあった。テレポート事故調査委員会もヤクラ配下であり、クロノ達が過去に行き、人間に成り済ませる魔法及び魔族を目撃した為、口封じされようとしていた。


    ルートA

    ルッカには複数の選択肢があった。

    1ゲートホルダーを渡して過去に行かせる

    2制圧する

    3通報する。

    1ゲートホルダーを渡して過去に行く。ゲートホルダーが故障した際に修理する者が必要であり、ルッカも同向することに。

     中世時代には魔族が当たり前にいる世界だった。しかし現代の世界には魔族はおらず、歴史記録においても魔族が存在した形跡がなかった。400年前に魔族が存在している事についてルッカは不思議に思っていたがその謎が解ける。

     男達によると、ヤクラ一族が政権を奪取した後、魔族を裏切り、魔族狩りを始めたという。ヤクラ一族が人間という餌を独占する為、また効率的に人間(餌)を繁殖させる為の政策をした。

     【人間にとって不安材料になる魔族そのもの存在しない世界を作る必要がある】とされ、人間に変身できない魔族は滅ぼされた。教科書からは魔族の項目が削除され、魔族について記された書物も徹底的に破棄されていった。男達は歴史から消されれる運命にある魔族達を救う目的で過去にタイムスリップしてきたのだという。

    男達は黒いフードを外して変身を解いた。。中身はカラスの魔族だった。カラス男達は人間を餌にしないタイプの魔族であり、ヤクラの強大な権力にやむなく屈服させられてきた。中世の時代にてヤクラの子孫らを討伐する事に協力してくれないかと誘われる。

    Aルッカは協力する

    Bルッカは協力しない





    Bルッカは協力しない

    現代に戻るルッカ。男達により、ヤクラ一族が討伐された時代になったらしく、歴史も大きく変化していた。まず第一次世界大戦や第二次世界大戦が起こらない世界になっていた。魔族が滅ぼされた世界においては急激な人口増加と敵視する相手が人間しか居なくなった事象も相まって人間同士で不毛な戦争が起きてしまった。新しく生まれた世界では人口が殆ど増加しておらず、電話やインターネット、テレビ技術もなく、車も存在していなかった。冷蔵庫、洗濯機、ガス、レンジはある。。エネルギーは石炭や石油資源が中心であり、原子力の技術もまだなかった。この現代からトルースの山を経由し400年先の未来に行くと、ようやく、技術の進歩が追い付いている様で、世間ではちょうど地球温暖化の問題が騒ぎ始めていた。

    ひとまず温暖化問題は落ち着いた。現代に戻ったルッカは、時代遅れ気味のダサイ千年祭を満喫していると、慌てたジナがやってきた。

    クロノがマールをエスコートして王宮に向かったら逮捕されたのだという。

    ヤクラ一族は完全には滅んではいなかった。他生物に擬態しながら逃げ伸びたヤクラは、国政程の権力は得ていないものの、マフィアを牛耳れる程の権力を得ていて魔族の配下も持っていた。その配下の魔族にはコウモリ魔族がいた。そのコウモリ魔族は先祖からの言い伝にて、ヤクラが死んだ原因がクロノ達に有ることを知っていた。マノリア修道院にてヤクラが敗北した後も配下のコウモリはクロノの達をスパイを続けていて、トルースの山にて光と共に消える瞬間まで目撃していた。子孫のコウモリは千年祭にて光に吸い込まれたクロノ達を偶然目撃し、ルッカと後を追いながらゲートの中に入った。マノリア修道院にてクロノ達に倒されるヤクラを一部始終目撃していたコウモリは先祖の言い伝えにあるクロノだと特定し、ヤクラな親分に報告した。

    ヤクラの寿命は人間よりも長く1000年程生きられる。父親を早くに殺された恨みがあったヤクラは、どうやってクロノ達を殺そうか考えあぐねたあげく、

    Aガルディアの大臣に成り済まして死刑を求刑する。

     父親が成り済ました立場の者と、同じ立場の者に成り済ます事で父親の悲願を叶えてやろうと考えた。

    B速攻で食べる





    B速攻で食べる

    ヤクラはクロノらを食べてやろうと息巻いていたが、カラス魔族の子孫に邪魔をされる。カラス魔族の子孫は、先代のカラス魔族から恩人未来人であるクロノ達を守る様にと言い聞かされていた。千年祭からゲートによって消える人間を守る様にと言われて、クロノらに張り付いていて守る。


    Aガルディアの大臣に成り済まして死刑を求刑する。

     ヤクラとその配下はコウモリに擬態し、王宮のバルコニーから大臣の部屋に忍び込む。大臣を襲いつつ髪の毛を手に入れて細胞を取り込み擬態に成功する。擬態に成功したヤクラ大臣は、次々と部屋に王家の関係者を呼び出し、配下の魔族に擬態させる。クロノが王宮に来るまで待ち構えた。


    🔷

     マールを王宮にエスコートしただけで誘拐容疑で逮捕されるという異常性。しかも即刻裁判が始まるという。文明が進んだ司法制度を知っていたルッカには、とてもついていけなかった



    とはいえマノリア修道院の事もある。魔族が人間に擬態して王家に先入してやりたい放題やっている可能性もある。ジナ叔母さんのうろたえ様が可哀想であり、何とかせねばと思ったルッカ。文明が進んでいた世界にて作っておいたドローンを使い、王宮の内部へとカメラ調査を仕掛けた。

     王宮の上階には総理大臣専用の特別室がある。バルコニーから侵入したドローンは、その部屋にマノリア修道院でも見かけた図形(擬態に関する魔法陣)を見つけた。魔法についてはまだ無知だったルッカ。何の為にそれが大臣の部屋にもあるのかは今のルッカには見当もつかなかった。ただのデザインだと思ってしまう。

    クロノの死刑が決まった頃、カラス魔族がルッカの元に現れた。カラス魔族からいきさつを聞いたルッカはカラス魔族に脱獄の協力を求めた。

    カラス魔族は大丈夫だろうという。王家には仲間のスパイが以前から潜り込んでいて、既に脱獄の手筈は整っているという。兵士達の多くは取り調べもろくにしなかった担当監や大臣らの態度に不満を持っていて、脱獄に協力してくれるという。兵士らに戦いを仕掛けないでいれば、脱獄行為は見てみぬ降りをする計画になっているそう

    ルッカはドローンを操縦している際、王宮の渡り廊下手前にて対脱獄者用兵器(ドラゴン戦車)を目撃した。自分の兵器(火炎放射機)とちらが強いのかを試したくなったルッカは自らが脱獄の主犯になる決断をした。

    脱獄後の逃走ルートはガルディアの森を抜ける事が計画されていて、森を抜けると、裁判結果に不満を持った大衆らがクロノ達を匿いつつ王宮前でデモ活動を予定しているという。

    しかし、脱獄の最中、マールが逃亡の協力に加わるのは想定外だった。近衛兵達は王の許可がなくてはマールを外に出せない。千年祭に参加する為にこっそり抜けだしたマールの件に関して近衛兵は上役こっぴどく叱られていた。マールだけは保護せねばならなかったが、一介の兵士が王女に触れる事は許されない。捕まえそうで捕まえない不自然な行動をしてしまう。

    ルッカはその光景が面白くて、つい魔が差してしまい、森の行き止まりに行くようにクロノに合図した。


    メモ

    ヤクラと配下の魔族はドラコン戦車に乗って戦っていた。ルッカは火炎放射をで焼きまくると戦車内が高温に。焼きヤクラ

    1300年後の未来にてルッカはコンピューターを使いこなせた。しかし原作の現代にはテレビやパソコンはまだ開発されていない。ルッカは以前の現代世界にてIT機器を使いこなしていたからこそ、未来の端末を容易に操作できた。

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