https://kakuyomu.jp/works/16817330661721956653/reviews/16817330661970989090剣戟を愛する全ての人に! それとバトルシーンで悩んでる人にもオススメ!
★★★ Excellent!!! 月井 忠
とにかく、カッコいい! の一言に尽きます。
主人公に刀を持たせて、相手をバッサリ斬ればそれで終わり。
そんな味気ない戦闘シーンとはオサラバしましょう。
この作品を読んで、剣戟とはどうあるべきかを学びつつ、うっとりしながら楽しみましょう。
足さばきや斬り方の種類、そういうものを描く大変さと美しさがわかると思います。
初めての人にはよくわからないということもあるかもしれませんが、それでも本物を読む価値はあると思います。
そして、刀はやっぱり人を殺めるための道具でしかないという、虚しいような、それでいて美しさを感じてしまう矛盾を楽しんでください。
月井 忠様
小説の中で、少年は向かって来る8人の男を瞬時に斬っていますが、男達の間を抜けた後でバタバタと倒れる書き方をせず、それなりに丁寧に書きました。
どこをどのように斬ったかを詳しく書く。華麗に斬るというよりは、効率よく人を斬り殺す。そんなことを考えて書きました。
小説なのでエンターテイメントではありますが、一太刀で死に至る説得力は必要と思ってです。
人を斬る。
この惨たらしい行為を剣士は、行いますが、私は時代小説でこの剣戟が好きで致し方なかったものです。
凄惨であるにも関わらず、剣士の強さと生きざまに憧れてしまう。
剣戟には、不思議な魅力があると思っていましたが、月井さんも同じ様なものを感じて頂けて、嬉しいです。
素敵なレビューを書いて頂き、ありがとうございましたm(_ _)m