「自分の書くものは、果たしてアートなのだろうか?」……うーん、結論から言えば、多分YESだと思うんです。いや、思うんですけど、きっと「消極的アート」なんじゃないかなあ。
僕にとっては、「『誰かに認めてもらいたい』という思い(或いは欲)からすっかり乖離している作品」は、全てアートなんですよね。シレジウスの『何故なしの薔薇』に出てくる薔薇 ──── 人目につくかどうかを気にせず、咲くから咲く、理由なんかない、ただそれだけの薔薇 ──── 、ああいうものこそ僕にとってのアートであり、正に自分の姿勢とピッタリ重なるものです。
従って、「これはアートの『ルール』に則っている作品だ!」と胸を張って言えるものを僕が書くことはないけれど、先ほどの薔薇の話の意味に於いて、僕にとって自分の作品は紛れもなく「アート」そのものなんです、はい。
というわけで、自分の作品を「消極的アート」と僕なりに判断する過程を、やや駆け足気味に書いてはみたものの。……さて、どんなもんじゃろ?(知らんがな)
ところで、上の話とは全然関係ないんですが。
今までに公開してきた詩集等からそれなりにまとまった数の詩を集めて『もざどみれーる自選詩集(仮称)』を編もうかと、のんびり画策中です。飽くまでも10000%自己満足のためですが、一応こちらでお知らせ致します。
それでは、また次回。